Google、iPhoneなどのiOS向けメールアプリ「Gmail」でもフィッシング詐欺対策のセキュリティーチェック機能をAndroidに続いて導入!メールの内容にマッチした広告表示も廃止
Gmailのセキュリティーやプライバシー問題が向上! |
Googleは10日(現地時間)、iPhoneなどのiOS向けメールアプリ「Gmail」においてフィッシング詐欺のセキュリティーチェック機能に対応したとお知らせしています。今年5月にすでにAndroid向けのGmailアプリでは導入されていましたが、ようやくiOSでも対応しました。
これにより、iPhoneやiPadなどのGmailアプリでメールを開き、疑わしいリンクをクリックすると警告が表示されるようになります。警告が表示された場合にリンクが安全でない可能性があるため、先に進む場合には注意が必要となり、リスクがないと確信している場合にのみ進めるよう案内しています。
Googleでは今年5月に開催した開発者向けイベント「Google I/O 2017」にて機械学習を使ったアルゴリズムによって99.9%以上のスパムメールを検出できるようになり、また機密情報などの流出を未然に防げるなどのセキュリティーチェック機能を導入することを明らかにしました。
これを受けてAndroidではすでに5月よりこの機能が導入されていましたが、今回、iPhoneやiPadなどのiOS向けアプリにも導入されたとしています。なお、iOS向けGmailアプリは8月9日に最新バージョン5.0.170716を公開しており、変更点は「バグの修正とパフォーマンスの改善」となっていますが、恐らくこのバージョンにて対応したものと見られます。
セキュリティーチェック機能に対応したGmailアプリにて危険なリンクをクリックすると、上記のような警告ページが表示され、元のURLにすぐにアクセスしないようになります。
これらの警告は、有害なフィッシング攻撃を防止し、アカウントを安全に保つためのものですが、もし元のURLが自身が管理するWebページなどで問題ないと判断できる場合には先に進むことはできます。
その他、Gmailではこれまで長らく実施していたメールの内容によって自動的にマッチさせた広告を表示する機能については今年6月に終了することを発表しています。これまでも広告を非表示にすることができましたが、機械学習とはいえ、メールの内容を解析されるのが気になっていたという人には朗報ではないでしょうか。
記事執筆:memn0ck
アプリ名:Gmail
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カテゴリ: 通信