ファーウェイのスマホ「honor6 Plus」と「HUAWEI P8lite」のカメラ機能を「iPhone 6」と「Xperia Z3」と比べてみた【レビュー】


honor6 PlusとP8liteのカメラの実力は?

ダブルレンズを搭載したSIMフリーのAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)を搭載したスマートフォン(スマホ)「honor6 Plus」(Huawei Technologies製)とカメラ機能が充実のミドルレンジスマホ「HUAWEI P8lite」(以下、P8lite)のレビューを実施してきたが、最後はカメラ機能をチェックしていきたいと思う。

今回、honor6 PlusとP8liteの実力を探るために定番機種であるアップル製「iPhone 6」とソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia Z3」で撮影した写真も同時に撮影してみた。カメラの基本的な絵作りと言えるオートモードで撮影した4つの写真で、それぞれのカメラの露出(明るさ)や色合いをチェックしていこう。

まずは明暗差のあるカットでの比較。影の部分も含めて露出を合わせるプログラムであれば空が明るく、逆に影の部分が暗くなる露出プログラムなら空の色が濃くなるシーンだ。

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honor6 Plusは明暗差をしっかりと出した露出プログラムで、空の青さが綺麗なのが印象的だ。

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P8liteは影の部分も明るく比較的眠い印象だが、極端に白飛びするような明るすぎる露出ではない。色はあっさり目。

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iPhone 6はhonor6 Plusの露出に似ており、コントラストは抑えめで上手くまとめている。

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Xperia Z3は影の部分は暗いが空の色は薄い。やや赤みがかっている点が気になる。

順光のシーンはどうだろうか。
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honor6 Plusは青空が気持ち良い露出は低めでコントラストの高い写真となった。

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P8liteは黒つぶれのない明るめの露出となった。色合いは薄いが加工する素材として使いやすい印象。

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iPhone 6はhonor6 Plus同様青空の綺麗な露出だ。露出は低めで色が濃いが、コントラストと彩度はそれほど高くはない。

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Xperia Z3は風景モードらしいコントラストと彩度が高い写真となった。

マクロ撮影では、カメラごとの露出と色の傾向が別れた。
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honor6 Plusは見た目に近い印象だが、写真として感じる”綺麗さ”の演出がない。

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P8liteはコントラストが高く、メリハリの付いた写真となった。彩度はそれほど高くはない。

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iPhone 6は明るめの露出で緑が綺麗な発色をしている。

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Xperia Z3はiPhoneに近い露出で緑色が綺麗だ。明るすぎて花が白飛びしている。

逆光のシーンではそれぞれのHDR機能を試してみた。
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honor6 Plusは逆光のシーンでも液晶がハッキリと見えて実用的だった。HDRは不自然な感じはなく実用的だ。

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P8liteはもともとコントラストが高くはなかったためHDRと感じない。明るい場所では液晶が見辛いと感じた。

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iPhone 6のHDRもそれほど効果が強くはない。他の3台よりゴーストやフレアが少ない。

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Xperia Z3は暗い部分がやや明るくなった程度で一番効果が薄いような印象だ。

夜景撮影ではシャッタースピードとISO感度の設定が各カメラで違いが出た。手ブレしないようにISO感度を上げようとするのがファーウェイのカメラでバランスを撮ろうとするのがiPhone 6、低感度にしようとするXperia Z3という結果かとなった。手持ち撮影ならP8liteとiPhone 6、スローシャッター効果を出せるのはXperia Z3だ。
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honor6 Plus

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P8lite

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iPhone 6

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Xperia Z3


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honor6 Plusのウォーターマーク機能

honor6 PlusとP8liteはウォーターマーク(透かし)機能があるのだが、単なるスタンプだけではなく場所と天気も写し込むことができるので定点撮影などの用途にも使えそうだ。

記事執筆:mi2_303


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