Google、Nexus 5およびNexus 10、Nexus 7(2012)のWi-Fiモデル向けにAndroid 5.1 Lollipop(LMY47D)のファクトリーイメージを配布開始
Nexus 5とNexus 10、Nexus 7(2012)のWi-FiモデルにAndroid 5.1 Lollipopのファクトリーイメージが提供! |
Google(グーグル)は9日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレット向けプラットフォーム「Android」の最新バージョン「Android 5.0(開発コード名:Lollipop)」(以下、Android 5.0 Lollipop)の最新バージョン「5.1.0」(LMY47D)を「Nexus」シリーズのうちの「Nexus 5」(hammerhead)および「Nexus 10」(mantaray)、「Nexus 7」(2012年版)のWi-Fiモデル(nakasi)向けファクトリーイメージを配布開始しています。
同社では同日にNexusシリーズ向けにAndroid 5.1.0 Lollipopをネットワーク経由によるソフトウェア更新(OTA)で提供開始したことをお知らせしていました。
Model | Version | MD5 Checksum | HA-1 Checksum |
Nexus 5 "hammerhead" | 5.1.0 (LMY47D) | 021fa0ed4946e0c7e70e39da301e5a34 | 6c1ad81eb8b90b329da5ed534af6ef18dea9921c |
Nexus 10 "mantaray" | 5.1.0 (LMY47D) | 43a649017cc8a186d737d3288346d092 | 63eade7ff5fd705e2e2a72e303da4471cfd3862e |
Nexus 7 Wi-Fiモデル "nakasi" | 5.1.0 (LMY47D) | 35b23c78db9a7eb043a0b1a76ee0874a | bc93dab8795448993b612de58a336925468a2f22 |
ファクトリーイメージの導入方法はWindowsまたはMacOS Xを搭載したパソコンにAndroidの開発環境を構築し、ADBコマンドが利用できる状態で行えます。
導入方法はAndroidの公式Webページに記載されている通りの手順を行いますが、おおまかには以下の通りとなります。なお、初期化されていますため、事前にバックアップは取っておき、導入後は1から環境を構築し直す必要がありますのでご注意ください。
1. 端末で「開発者向けオプション」を有効にしておく(「設定」→「端末情報」で「ビルド番号」を連打)
2. 「開発者向けオプション」から「USBデバッグ」を有効にする
3. パソコンで端末用のシステムイメージをダウンロードして展開(解凍)しておく
4. 端末とパソコンをUSBケーブルで接続する(RSAキーを認証する)
5. ターミナル(MacOS X)またはコマンドプロンプト(Windows)で「adb reboot bootloader」を実行する(または端末で音量下キーと電源上キー、電源キーの3つを同時に押して起動する)
6. 端末がfastboot modeで起動したらパソコンのターミナルまたはコマンドプロンプトで展開したディレクトリー(フォルダー)に移動して、flash-all(MacOS Xなら「flash-all.sh」、Windowsなら「flash-all.bat」)を実行する
初期化されてしまいますし、再構築は大変なので、面倒な人はOTAを待ちましょう。
記事執筆:memn0ck
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