オムロン、人の状態を認識する独自の顔画像センシング技術「OKAO Vision」を利用できるカメラなどを一体化した画像センシングモジュール「HVC-C」を12月に発売
オムロンがカメラなどを一体化した画像センシングモジュール「HVC-C」を12月に発売! |
オムロンは3日、人の状態を認識する独自の顔画像センシング技術「OKAO Vision」とカメラモジュールをコンパクトに一体化し、センシング結果をBluetoothや無線LAN(Wi-Fi)でスマートフォン(スマホ)やタブレットなどに送信して専用アプリで簡単に操作できる画像センシングコンポーネント「Human Vision Components - Consumer model」シリーズ(以下、HVC-C)を2014年12月より発売すると発表しています。
また、これらのOKAO VisionとHVC-Cを2014年10月7日(火)から11日(土)まで千葉・幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2014」のオムロンブース(ライフ&ソサエティ ステージ ホール3)にて展示し、HVC-Cを家庭内に設置して笑顔トレーニングを実施したり、表情から最適なリビングの照明を自動調整したりといった“スマートハウス”の実現イメージを実機とアプリによるデモンストレーションを紹介するとのことです。
HVC-Cは表情や顔検出・人体検出・性別推定・年齢推定・視線推定・顔向き推定・顔認証・表情推定(満足、不満足。5つの表情:真顔、喜び、驚き、怒り、悲しみ)・手検出・目つむり推定といった10種類の人の状態や動きをセンシングする手の平サイズのコンポーネントです。
あらゆる設備や機器にセンサーを搭載し、インターネットにつなぐ “Internet of Things (IoT)”の“眼”となって、人に寄り添う新たなセンサーネットワーク環境の実現に貢献するとのこと。
オムロンではこれまでにもOKAO Visionと法人向けの「HVC」を2014年3月に発売し、家電製品などへの組み込み機器として提供してきたほか、アプリ開発情報をWebサイト上などでオープンにするとともに、ハッカソンやアイデアソンなどのイベントに積極的に提供してきましたが、今回、HVC-Cを一般販売するとのこと。
これにより、小規模な業務システム用機器や部品、パーソナルユース機器として、多くのアプリ開発者や一般消費者の皆様に直接活用してもらうことで、さまざまな人々の生活シーンにおいて新たな価値と機会を提供します。
さらに、世界中のアプリ開発者にHVC-Cの新たな活用方法を創出することで、IoT分野におけるオープンイノベーションを促進していきたいとしています。
サイズは約79×61×21mm、電源電圧5V(付属ACアダプターはAC100〜240V対応)、消費電流0.25A以下、入出力インターフェースはBluetooth Low Energy(BLE)。
記事執筆:memn0ck
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