よりリアルにレースゲームを楽しもう!iPhone 4専用ハンドル型コントローラ「GAME WHEEL」【キワモノガジェット通信】
どうせ遊ぶなら本格的に遊ぼう! |
ちょっと笑ってしまうようなジョークアイテムから実用的なものまで、ケータイやスマートフォンの奇妙で面白い周辺機器を紹介するコーナー「キワモノガジェット通信」。
第2回目となる今回ご紹介するのは、某家庭用ゲーム機のソレにインスパイアされたようなiPhone 4専用のハンドル型コントローラ「GAME WHEEL (WITH SPEAKERS)」です。その利用用途は見たままで、主にiPhone 4でレースゲームを遊ぶ時などに使用します。基本的にコントローラ側にはボタン類は何も無いので、言ってしまえば某家庭用ゲーム機のレースゲーム向けアタッチメントと同じ。雰囲気を楽しむ為のものだと思ってOKです。
ただそれよりも若干スゴイのは、ステレオスピーカーが内蔵されていて迫力のあるサウンドで楽しめるという点。iPhone 4単体では小さなモノラルスピーカーしかない上に、両手でiPhone 4を持つ形になるレースゲームではスピーカー部を手のひらで押さえてしまって音が出なくなってしまう事がある為、この仕組みはなかなか実用的です。
梱包品はコントローラと充電用ケーブルのみ。コントローラはシリコン加工されており、持った時のフィット感は抜群。
商品の中身は上の画像の通り、コントローラ本体と充電用のUSBケーブルのみ。なんと説明書もありません。さすがmade in china。この時点で怪しさ爆発ですが、更に凄いのはスピーカーを利用する為には別途バッテリーを用意する必要があるという点。
もちろん、どんなバッテリーが対応しているのかなんてどこにも書いていません。
幸い、この商品を販売していたオンラインショップにバッテリーの種類が書いてあったので、別で取り寄せてみました。対応するバッテリーはノキア製携帯電話用の「BL-5C」で、Amazonなどで1,000円程度で購入出来ます。
ノキアが日本の携帯電話市場から撤退してしまった為、ケータイショップや家電量販店などでは入手困難。
それではいよいよ使用してみましょう。まずはバッテリーの装着と充電です。
バッテリーは本体裏側から装着します。充電には付属のケーブルを使い、iPhone 4を装着する部分の下側にあるピンジャックからUSBケーブルで充電します。充電はPCからも可能と思われますが、充電を示すランプなどが無い為、ちゃんと充電出来ているのか全く分かりません。筆者はUSB接続式のACアダプターを利用して充電しました。
そしてやはり、何時間で満充電になるのかも全く分かりません。ここでもチャイナクオリティが大炸裂…。
バッテリー部のカバーは簡単に脱着可能。
本体下面には、左から充電用端子、スピーカーのON/OFFスイッチ、ヘッドホンジャックが並ぶ。
充電が一通り終わったらiPhoneの装着です。(とりあえず6時間ほど充電しました。)
コントローラ側には3.5mm径のヘッドホンプラグが付いているので、これを90度回転させて立てます。それをiPhone 4のヘッドホンジャックへ挿し込み、iPhone 4本体をコントローラへ装着します。
ヘッドホンジャックはしっかりと奥まで挿そう。
コントローラ側には小さなツメが上下についており、更に一方がバネによって僅かに開閉するようになっているので、装着時もしっかりと固定され、また取り外しの際も比較的簡単に外せるようになっています。
iPhone 4本体を取り外し易いようにくぼみが2箇所ついている。
ところで、ここで気になったのがコントローラの上下の位置です。
外箱の絵などでは、スピーカーが上にある状態が正しい持ち位置のように見えますが、iPhone用の多くのアプリケーションは、横画面で利用する場合ホームボタンが右側に来ます。つまり、このコントローラに接続するとスピーカーが下側に来るのです。
スピーカーがステレオになっている事もあり、実際はどちらが設計上の正しい持ち方なのだろうと思い、スピーカーテスト用の音源を用いて左右のスピーカーの位置を確かめました。すると、どうやら外箱に描かれている通り、スピーカーを上にした状態で持つのが正しい様子。
これが正しい持ち方のようだが…。
しかし、前述したようにホームボタンを左側に持った状態で遊べる横画面のアプリは殆どありません。特にレースゲームでは、筆者が持っているゲームでは1つもありませんでした。
またこのように持った場合、画面の左右下側に親指を置く事が非常に難しく、ハンドル部の下側を抱えるように持たなくてはいけません。むしろ、スピーカーを下にした方が、より自然な持ち方でプレイが出来ます。
以上の事から、音源の左右を気にせずにスピーカーを下側にした状態でプレイする事をオススメします。そもそもステレオスピーカーとは言ってもあまり距離が離れていない為にステレオ効果は殆どありませんし、どうしてもステレオ環境を重視したい場合は、ヘッドホンを利用するという手もあります。
スピーカーは単純に「大音量で快適にBGMを楽しめる」という目的で使う程度と考えておくと良いと思います。
スピーカーは2W+2Wの27mm径ドライバユニット。ゲームを快適にプレイしようとすると、どうしてもスピーカーの左右が逆になってしまう。
実際にレースゲームをプレイした様子を動画に収めてみましたのでご覧下さい。(プレイに使用したゲームは「RIDGE RACER ACCELERATED」。リンク先からはフルHD動画まで鑑賞出来ます。)
iPhone 4専用ハンドル型コントローラ「GAME WHEEL」
プレイ感覚は非常に良好で、iPhone 4単体で遊ぶよりもグリップ感もよく快適に遊べました。コントローラ自体も比較的軽めに作られているので手が疲れるといった事もありません。
レースゲーム以外にも、加速度センサーやジャイロセンサーを使ったゲームなら色々と活用出来そうな感じですが、やはりハンドル型である事を考えると、レースゲームを遊ぶのが最もしっくりと来ます。
このコントローラの価格は1,500円程度。バッテリーと併せても2,500円ほどで環境が整うので、価格的には非常にリーズナブルであると言えます。
難点はやはり詳しい説明書などが一切無い事と、スピーカーからの音声出力が左右逆になってしまうという事。しかしこの2点さえ納得出来るなら、ゲームをより楽しく遊ぶ為のツールとしてはなかなか便利なグッズである事は間違いありません。
iPhone 4でレースゲームを遊び倒したい方にはイチ押しのキワモノガジェットですよ♪
この商品のキワモノ度:★★★★
この商品の実用度:★★★★
キワモノガジェット合計点:★★★★★★★★
記事執筆:あるかでぃあ
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