杜の都に調和した落ち着いた雰囲気のスマホショップ!格安SIMやSIMフリースマホで話題の「楽天モバイル」の仙台駅前店がオープンしたので行ってみた【レポート】
仙台駅前の百貨店内に楽天モバイルの店舗がオープン! |
宮城県仙台市のJR仙台駅から徒歩1分と至近距離にある「さくら野百貨店」1階に先日8月21日より仮想移動体通信事業者(MVNO)による携帯電話サービスを展開する「楽天モバイル」が「楽天モバイル仙台駅前店」をオープンさせました。
格安SIMやSIMフリースマホが身近になってきた昨今、量販店などに契約カウンターを置くMVNO事業者も多い中、楽天モバイルはさらに一歩進めて、NTTドコモやau、SoftBankといった大手携帯電話によるキャリアショップに匹敵する規模のショップをオープンさせました。MNP手続きから回線開通までをその日のうちにできるカウンターを設置したほか、キャリアショップのように楽天モバイルで販売しているスマートフォンやタブレットの実機展示も行っています。
今回、オープンから2週間を経過した楽天モバイル仙台駅前店を訪れ、ショップ開設の狙いについて伺ってきましたので紹介します。
楽天モバイル仙台駅前店は、仙台駅前の大型百貨店「さくら野百貨店仙台店」1階に8月21日オープンしました。楽天モバイルは積極的にこういった店舗展開を図っており、東京では渋谷と二子玉川に「楽天カフェ」をオープン、関西では心斎橋と神戸三宮にショップを展開しています。MVNO事業者の中ではかなり積極的にリアル店舗を展開している方だと言えるでしょう。
楽天モバイル マーケティング・ユーザーエクスペリエンス部の篠田泰輔氏は「元々事業の立ち上げの段階から、日本の消費者はインターネットからの申し込みだけでは順応しづらいと思っていました。NTTドコモさんなどの携帯電話事業者のみなさまのように窓口や携帯電話端末があって、サービスがあって、それらがセットで販売されていて、いろんな相談もできるというスタイルに合わせていかなければならないと考えました。やはりリアル店舗があって、製品を触ることができて、スタッフに質問ができて、そこで加入に至らないにしても、ブランドを体験していただく場を全国各地に早急に作っていかなければ行けないというビジョンがありました。他社さんではここまで加速してやっているところはないかと思いますが、情報発信の場としても積極的に展開していきたいと思います。」と積極的なリアル店舗展開の意図を説明。
楽天モバイルでは仙台市にすでに楽天イーグルスグッズショップ仙台駅東口店の店舗内でもカウンターを設置していますが、それに続く2軒目のリアル店舗となります。篠田氏は「仙台市は東北楽天ゴールデンイーグルスなどでゆかりの場でもあります。仙台駅東口のイーグルスグッズショップの一角にスペースを借りてカウンターを作っているのですが、お客様から携帯電話端末のバリエーションが欲しい、ゆっくり気兼ねなく見られる場所が欲しいというご要望があったので、今回はさくら野さんにてオープンさせていただくことになりました。各エリアのフラグシップショップはやはり中心地に欲しかったです。さくら野百貨店は仙台の方なら誰でもご存じなので、アクセスの良さもあって選ばせてもらいました。」と、今回の仙台駅前店開店の理由を語ってくれました。
内装は木目調となっており、比較的主婦層や高齢者の客層が多いさくら野百貨店の雰囲気ともマッチしています。「東京の渋谷・二子玉川の楽天カフェと同じ木目調の内装にしました。落ち着いてゆっくり見られる、ということとそれでありながらどこかに新しさを入れたいということで、今回はクリエイティブディレクターとして佐藤可士和さんに監修していただきました。新しさを感じさせながら、仙台の街と調和の取れた形になったと思います。」と篠田氏。杜の都・仙台にマッチした落ち着いた雰囲気の店舗となっています。
具体的にカウンターではMNP手続きやスマートフォン・SIMカードの購入・契約、即日受け渡しが可能となっています。「加入に関しては即日で可能ですし、スマートフォンの使い方など相談だけでも構いません。楽天モバイルにしようかというところまで決まっていなくても1回立ち寄ってスタッフに話を聞いていただくような情報発信基地になれば、と思っています。」と篠田氏。なお、故障対応などの補償についてはカウンターで受けておらず、月額500円のスマホサポート加入者に関してはサポートの電話対応を、非加入者はスマートフォンのメーカー対応を促すとのこと。
店内でも実機展示されているスマートフォンの売れ筋を篠田氏に伺うと「ハイエンドのファーウェイのhonor 6 Plusも好評をいただいていますが、弟分であるファーウェイのP8liteは性能も良くリーズナブルなお値段でかなりご好評をいただいていて、スマホデビューを飾る機種としては良いのではないかと思います。また、ソニーモバイルのXperiaも好評ですし、ASUSのZenFone 2はどちらかと言うとスマホを知っている方中心に好評ですね。」と価格と性能のバランスが取れた商品が好評のようだ。続けて「通信料などは格安というところをしっかりやっていきたいのですが、スマートフォンの商品はしっかりした製品を出したいです。ハイエンドからミドルレンジまでさらにバリエーションを増やして、様々なライフスタイルに合ったものを出していければと思います。」と篠田氏は今後の商品展開にも意欲を見せていました。
実際に来店している客層はどんな感じなのだろうかと訪ねてみると、「最初はスマートフォンに詳しい方、研究されている方が多かったのですが、本田圭佑選手のテレビCMを展開してから、主婦の方々などが増えてきました。平日に見て、休日に旦那さんを連れてくる方もいらっしゃいます。仙台では30〜40代の男女が多くて、携帯に詳しい方や主婦の方、生活費の節約が気になる方が多いかと思います。」とのこと。こうした話からも徐々に節約志向の一般ユーザーに浸透が進んでいるようです。
東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地ということもあり、楽天の認知度、親しみの度合いが高い土地柄である仙台に誕生した楽天モバイルのショップ。篠田氏は「量販店などでは何を聞いて良いのか分からず、緊張感を感じられる方もいらっしゃると思いますが、さくら野さんのゆったりとした雰囲気も、店舗の落ち着いた雰囲気や入りやすさにつながっているかと思います。」とも語っていました。格安SIMやSIMフリースマホに関心のある方は、ゆったりとした雰囲気の中、気軽にスタッフに相談をしてみてはいかがでしょうか。
記事執筆:こば
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