ハイエンドクラスの実力は?!オクタコアCPU搭載のファーウェイ製SIMフリースマートフォン「honor6 Plus」をベンチマークテストでチェック【レビュー】
オクタコアCPUを搭載するhonor6 Plusの性能は?! |
前回に引き続き、今年6月10日に発売されたSIMフリーのAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)を搭載したスマートフォン(スマホ)「honor6 Plus」(Huawei Technologies製)のレポートを行っていく。
すでに紹介しているようにhonor6 Plusはジャパンディスプレイ(JDI)製の約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)液晶による美しい大画面ディスプレイが特長で、他にもオクタコアCPUの「Kirin 925」チップセット(HiSillicon製)、3GBの大容量内蔵メモリー(RAM)を搭載するハイエンドクラスだ。
日本国内では華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)の公式Webストア 「Vモール」で購入可能で販売価格は45,800円(税別)となる。また、楽天モバイルではhonor6 PlusとSIMカードのセット販売も行っている。
今回はハイエンドクラスのスマホと言うことで各種アプリによるベンチマークの結果を紹介していく。
まずは総合ベンチマークテスト「AnTuTu Benchmark V5.7.1」を3回試してみた。スコアは「43934」「43676」「43716」で、平均(アベレージ)が「43775」だ。
他機種との比較ではクアッドコアCPU(Qualcomm Snapdragon 801)のHTC製の「HTC One M8」を上回るスコアとなったが、同じ画面サイズのライバルとも言うべきASUSTeK Computer製の「ZenFone 2」には及ばなかった。
左がhonor6 Plus、右がXperia Z3
続いてGPUのベンチマークテスト「3DMark」(Ice Storm Ver1.2)でソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia Z3」と比較を行ってみたところ、honor6 Plusのスコアは「13736」で、一方のXperia Z3は「17264」という結果となった。内訳としてはGraphic test 1と2でフレームレートが約20FPS違うという結果が響いているように思える。
ZenFone 5
ちなみにミドルレンジクラスのASUSTeK Computer製「ZenFone 5」のスコアは「2891」で、これと比較するとhonor6 Plusのスコアが決して低いというわけではないことがわかる。
左がhonor6 Plus、右がXperia Z3
最後にCPUのベンチマークテスト「Geekbench 3」の結果はSingle-Core Scoreが「892」、Multi-Core Scoreが「3116」となった。同じくXperia Z3でもベンチマークテストを行ってみたところSingle-Core ScoreはCPUクロック数分とも言うべき「967」というスコアが出たが、Multi-Core Scoreは「2624」と低く、honor6 PlusのオクタコアCPUの面目躍如といったところだろうか。
ベンチマークテストを通してhonor6 Plusを見ると、約5万円のスマホとしては十分過ぎる性能を持っていることがわかった。
また、今回テストして気付いたのだが、AnTuTu BenchmarkのCPU Information項目では8個すべての「コア」が動作している表示をしている。というのも多くのオクタコアCPU搭載スマホのCPU Informationではどちらかのクアッドコアのみが動作しているケースが多く、honor6 Plusのこのインフォメーション表示は色々と興味深い。
記事執筆:mi2_303
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