自分で作れる! 太陽撮影キットを使って、金星の日面通過を観測【カメラ生活】



こんにちは、ビデオエディターを目指している小島暢華です。

6月6日に起こった金星の日面通過、日本でも観測できた人たくさんいるでしょう。私の住んでいるブリスベンでは幸運なことに快晴に恵まれきれいに観測できました。

日本では金環日食が5月にあったこともあり多くの人は日食グラスや遮光フィルターなどの専用の器具で観測しなければならないことはお分かりでしょう。もちろんカメラなどでの撮影にも特別なフィルター必要です。でもそういったフィルターはやっぱりお高いのです。ということで、私は双眼鏡を使ったプロジェクションを撮影することにしました。



カードボード2枚、双眼鏡、そして三脚を使って作ってみました。作り方は簡単で、1枚のカードボードに双眼鏡のレンズに合わせたサイズの穴を開け、双眼鏡に取り付けます。それを三脚に縛り付けて太陽を直線になるように設置します。

太陽撮影キット02

そして、もう1枚のカードボードにプロジェクションが映るように双眼鏡の後ろ側にかざすだけです。

■そのプロジェクションを撮影したものがこちら
太陽撮影キット03



写真は最初の2時間程度ですが金星が通過しているのが良く見れました。

次の金星の日面通過は100年以上先ですが、日食も同じ方法で観測できるので興味がある方はチャレンジしてみてくださいね。


Nobuka小島 暢華 (Nobuka Kojima)
現在オーストラリアに在住。ブリスベンのグリフィス大学でBachelor of Digital Media Productionを勉強し、卒業後はアシスタントエディターとしてABCとナショナルジオグラフィックチャンネルで放送されたドキュメンタリーThe Lost Years – A Sea Turtle OdysseyやTop Gear Australia Series 3の製作に携わる。またウェディングビデオの編集の仕事も行なっている。
ホームページ


■関連記事
意外に難しくない露出の活用! EV (Exposure Value)/露出値を学ぶ
露出を理解してクリエイティブな写真を撮る!プロのテクに近づく露出を学ぶ
写真を合成してより自然な1枚を作る!「ハイダイナミックレンジ合成」に挑戦

共有する

関連記事

【デジカメ調査室】冴え渡る高感度!夜間撮影を極めたオリンパス「FE-250」

オリンパスから2007年2月に発売された薄型デジカメCAMEDIA「FE-250」は、ケタ違いの世界最高感度「ISO10,000」と800万画素の高画質を誇る。FEシリーズの最高級モデルとして君臨する、まさにスゴ腕の“超高感度”デジカメだ。本体カラーは…

【デジカメ調査室】超高倍率ズーム搭載!遠くの被写体もバッチリ撮影「CAMEDIA SP-550UZ」

オリンパスより、光学で18倍という超望遠ズームを搭載するコンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA SP-550UZ」が発売された。価格は、店頭価格で54,800円前後。レンズ交換やコンバーションレンズを取り付けることなく28-504mm(35mm相当)の…

【デジカメ調査室】生まれ変わった斬新タテ型″ボディ″!写真で見る「PowerShot TX1」

キヤノンから2007年4月下旬に発売予定の「PowerShot TX1」は、今までのPowerShotシリーズからデザインを一新し、斬新かつ洗練された"タテ型ボディ"に変身した。有効画素数は710万、コンパクトなボディに新開発の光学10倍ズームレンズを…

【知っ得!虎の巻】デジカメの写真が見られなくなってしまった

ファイルを開く方法には、ソフトウェアを起動してから対象のファイルを開く方法と、ファイルのアイコンを直接ダブルクリックして開く方法がある。後者の場合は、ファイルに関連付けされたソフトウェアが自動的に起動して開くわけだ。パ…

【最新ハイテク講座】デジカメはどうして写真が撮れるのか? 「CCD」「CMOS」技術

カメラといえば、今ではフィルム式カメラに代わってデジタルカメラが一般的となった。デジタルカメラは様々な機器に搭載され、我々の生活に不可欠なものとなりつつある。日頃利用しているデジタルカメラやカメラ付きケータイのカメラで…