Huawei、世界最速スマートフォン「Ascend D quad」を発表!自社製クアッドコアCPUを搭載で日本でも発売へ



Ascend D quadが発表!

ファーウェイ(中国語表記:華為、英語表記:Huawei)は26日(現地時間)、世界最速のクアッドコア(Quad-core)CPUを搭載したAndroid 4.0 ICSを採用したスマートフォン「Ascend D quad」を発表しています。

Ascend D quad以外にも「Ascend Dシリーズ」として大容量2500mAhバッテリーを搭載した「Ascend D quad XL」や1.5GHzデュアルコアCPUを搭載した「Ascend D1」も発表しています。

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Ascend D quadは、Android 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)を搭載し、1.2GHzもしくは1.5GHz駆動の自社製クアッドコアCPUおよび16コアGPUというハイスペックなSoC「K3V2」を搭載し、4.5インチディスプレイ搭載デバイスの中でもコンパクトなデザインのスマートフォンとなっています。

4.5インチHD(720×1280ドット)IPS+液晶で、32ビットカラーグラフィックプロセッサーを搭載し、解像度がiPhone 4やiPhone 4Sを超える330ppiで、直射日光でもきれいに表示されるCrystal Clear Displayとなっています。

メインカメラは約800万画素裏面反射型CMOSおよびデュアルLEDフラッシュライトを搭載し、フルHD(1080p)の動画撮影と再生が可能。サブカメラは約130万画素CMOSを搭載。

バッテリーは1800mAhで、平均的な使い方で、1〜2日間使用でき、ファーウェイ独自のパワーパワーマネジメントシステムにより、最大30%の省電力を実現。さらにCPUの温度を保つことで高いCPUパフォーマンスも可能になります。

本体メモリー(RAM)が1GB、本体ストレージ(ROM)が8GB、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、Bluetooth 3.0、HSPA+(下り最大21Mbps/上り最大5.76Mbps)、W-CDMA(850/900/1700/1900/2100MHz)およびGSM(4バンド)、Dolby Mobile v3.0 Plusによるデジタル5.1chサポートなどに対応しています。大きさは129×64×8.9mm。

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Ascend D quad XLはAscend D quadをベースとして薄さが10.9mmとなりますが、2500mAhバッテリーを搭載し、平均的な使い方で2〜3日間連続して使用できるようになっているということです。また、Ascend D1は1.5GHz駆動のデュアルコアCPU(TI製「OMAP4460」)や1670mAhバッテリーを搭載したモデルとなります。

Ascend D quadシリーズは中国やオーストラリア、ヨーロッパ、アジア、北米、南米、中東で2012年第2四半期(4〜6月)からの販売開始をめざしているということです。また、Ascend D1は同地域で2012年4月から販売開始を予定しています。

Huawei Device ChairmanのRichard Yu氏はプレスリリースで次のようなコメントを述べています。
私たちはユーザーの皆様が高速、長時間のバッテリー駆動、高品質な画像/動画やオーディオのキャパシティ、コンパクトなサイズ、軽量化をスマートフォンに求めていると認識しております。

ファーウェイの「Ascend D quad」はこれらのご要望を応えた製品であると思っております。

2012年1月に米国ラスベガスのCES (Consumer Electronics Show)で、ファーウェイは世界最薄スマートフォン「Ascend P1 S」を発表しました。

私たちは今回世界最速のスマートフォン「Ascend D quad」を発表できることを大変嬉しく思っております。


なお、Yu氏によると具体的なキャリアや投入時期は言及していないとのことですが、日本国内でもLTEを展開する携帯電話事業者から発表されることになるだろうとしています。

W-CDMAの対応周波数帯に1700MHzがあるのでイー・モバイルも該当しており、提供時期にもよりますが、早い段階だとすると、NTTドコモもしくはイー・モバイルあたりが可能性が高そうです。





記事執筆:memn0ck


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ファーウェイが世界最速のスマートフォンAscend D quadを発表 〜ファーウェイ製クアッドコアCPUとパワーマネジメントシステムを搭載〜 Huawei Japan - プレス・リリース
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