“世界が敬愛する映画人”スコセッシ監督の最高傑作、技術賞を総ナメ
『ヒューゴの不思議な発明』は、マーティン・スコセッシ監督が初の3Dに挑んだ、新ジャンルの魔法のような3Dビジュアル・マジック。1930年代のパリを舞台に、駅の時計台に隠れ住むひとりぼっちの少年ヒューゴが、不思議な出会いを通じ、世界の運命を変えてしまう秘密を探し当てるというストーリーに、映画の父として知られるジョルジュ・メリエスの半生をミックするするという、驚くべき発想とアイデアで物語を紡ぎ上げた。約120年前に生まれた“映画”という“夢の発明”を、スコセッシ監督が溢れんばかりの“映画愛”と“映画へのオマージュ”を込めた、渾身にして集大成とも言うべき最高傑作となっている。
すでに69歳となるスコセッシ監督だが、先日の来日時には、将来映像系の仕事を目指している学生150名を前に、一夜限りの特別講座を開講し、白熱した質疑応答を実施。世界が敬愛する映画人のスコセッシ監督が、3Dという新しい技術を使って映画創世期を描いた本作は、撮影賞、美術賞、視覚効果賞、録音賞、音響効果賞の技術賞を総ナメし、彼ならではの宝箱のような美しい映像で描く、魔法のような世界感が高く評価された。
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