Leicaブランドを冠するカメラスマホ!技適表示ありで注目の新プレミアムモデル「Xiaomi 14 Ultra」を購入したので外観などを紹介【レビュー】



注目の最新プレミアムスマホ「Xiaomi 14 Ultra」を購入!開封して外観などをレビュー

既報通り、Xiaomiが最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xiaomi 14」シリーズの最上位機種となるプレミアムモデル「Xiaomi 14 Ultra」を発表し、今年3月に発売されたXiaomi 14 Ultraの香港版に日本向けの認証(いわゆる「技適」)マークが電子式で表示できることが確認されました。

現時点では日本での発売については明らかにされていませんが、同社の公式Webサイト内にある保証サービスページ「Xiaomi 14 Ultra International Warranty Service」( https://www.mi.com/uk/support/policy/xiaomi14ultra-iws/ )において対象国・地域に「Japan」と記載されており、日本でも購入してから24カ月の保証が受けられるとされており、いよいよ最上位のプレミアムモデルであるXiaomi 14 Ultraが日本で発売されるのではないかと期待されています。

そこで今回は筆者も技適マークの電子式表示が可能なXiaomi 14 Ultraの香港版(カメラキット付き)を購入したので、注目モデルであり、入手性も高いので気になっている人も多いのではないかというところで、まずは開封して同梱物や外観などを写真を交えて紹介していきたいと思います。なお、本体色はBlackおよびWhiteの2色展開ですが、購入したのはWhiteとなります。

<本体外箱、内容物>

Xiaomi 14 Ultraは「Xiaomi 13 Ultra」や「Xiaomi 12 Ultra」に続いてドイツの光学機器メーカーであるLeica Camera(以下、ライカ)と共同開発したカメラ機能を搭載しており、リアカメラのメインセンサーには1型の大判センサーが採用され、新たにSony Semiconductor Solutions製「LYTIA LYT-900」を搭載したメイン(広角)カメラに加え、超広角カメラと望遠カメラ、テレマクロ対応の超望遠カメラのクアッドカメラとなっています。

またチップセット(SoC)も最新のQualcomm製ハイエンド向け「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform」を搭載しており、デザイン面もアップグレードされ、背面には円形のカメラモジュールが目を引くビーガンレザーを採用し、防水・防塵(IP68)にも対応しています。そんなXiaomi 14 Ultraが日本でも発売されるのではないかと今、注目されていることもあり、筆者もさっそく購入しました。まずは外箱や内容物から紹介していきます。



外箱としては昨今のコンパクトなものではなく化粧箱として豪華なタイプのもので、パッケージとしては上記のように左から外箱、内箱(SIMピン、冊子、同梱ケースがはいっていたもの)、内箱の上にSIMピン(一般的な形状で専用デザインではなし)、クリアケース、冊子(2冊、簡易説明書と注意書き、どちらも日本語はなし)、手前にUSB-C to USB-Cケーブル(内側がXiaomiのブランドカラーであるオレンジになっているオリジナル品)となっていまず。

<カメラキット外箱、内容物>

続いてカメラキットがセットになった商品を購入したので、カメラキットの外箱についても見ていきます。カメラキットの外箱はXiaomi 14 Ultra本体の外箱と同じ質感で上げ底になっており、内容物のわりに大きめとなっています。蓋を開けると中敷きに「XIAOMI 14 Ultra Photography Kit」という製品名とともにXiaomi 14 Ultraにカメラキットを装着した状態のイメージイラストが印刷されています。


カメラキットの外箱を開けると中敷きが現れます



カメラキットの内容物

カメラキットの内容物は上の写真のように左上から(冊子やストラップが入っている)内箱、レンズリング(Xiaomiのブランドカラーであるオレンジ)、37mmフィルタのマウント、カメラグリップ、ケース(シルバーのレンズリングが装着済)となっています。また冊子はカメラキットの説明書と37mmフィルターのマウントの説明書となり、どちらも日本語の表記はありません。

<Xiaomi 14 Ultraの外観をチェック>

Xiaomi 14 Ultraの外観はデザインが前面は上下左右端にエッジがあるものの、表示領域は基本的にフラットディスプレイとなっており、丸みを感じられるデザインとなっています。また画面は上部中央にパンチホールが配置された約6.73インチWQHD+(1440×3200ドット)AMOLED(有機EL)ディスプレイを備えており、リフレッシュレートは1Hzからの可変で最大120Hzまで対応しています。

パンチホール部分には約3200万画素CMOSフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しており、生体認証としては画面内指紋センサーも搭載しています。なお、購入時点で画面保護フィルムがメーカーによって貼り付けられていました。恐らく別途画面保護フィルムを購入する場合には製品によってエッジのカーブにより少し貼りにくいのではないか?という感じになっていました。サイズは約161.4×75.3×9.20mm、質量は約219.8g。


Xiaomi 14 Ultraの前面。指紋認証は画面内タイプ



Xiaomi 14 Ultraの背面。ヴィーガンレザーで高級感あり

背面パネルはヴィーガンレザーと存在感のあるカメラバンプによって「カメラスマホ」としての意匠を感じられるものとなっており、Xiaomi 13 Ultraのときのように背面のカメラバンプ周りは向かって緩やかに段差のあるデザインではなく、カメラバンプだけ出っ張った形で本体に対して緩やかになっているため、ホコリが貯まることもなさそうだと感じました。こうした細かなデザインはきっちりと進化している印象です。


Xiaomi 14 Ultraの左側面



Xiaomi 14 Ultraの右側面

右側面はキー(物理ボタン)はなく、アンテナスリットのみとなっており、左側面は音量上下キーと電源キー、そしてこちら側にもアンテナスリットがあり、一般的な構成となっています。また底面は外部スピーカーやUSB Type-C端子、マイク(送話口)、nanoSIMカード(4FF)スロットが配置されており、天面にも外部スピーカーがあってデュアルステレオスピーカーとなっています。なお、天面や底面にもキー類はなく、側面から統一感のあるデザインという印象です。


Xiaomi 14 Ultraの底面



Xiaomi 14 Ultraの天面

背面にあるカメラバンプはクアッドカメラ(4眼)構成で、左上から時計回りに超広角カメラ、広角(メイン)カメラ、望遠(光学3倍)カメラ、超望遠(光学5倍)カメラ、LEDライトおよび各種センサー、フロントマイクとなっています。またカメラバンプの中央には「LEICA」ロゴ、横向きに持った状態でカメラバンプが右にある状態のときに「Xiaomi」ロゴが左上に配置され、カメラを向けたときにロゴが正対するようになっています。


背面にあるXiaomiロゴ


<カメラキット装着時の外装>

続いてXiaomi 14 Ultraにカメラキットに付属しているケースを装着するとカメラバンプから除いたレンズ群とXiaomiロゴがちらりと見える形になっており、Xiaomiロゴの穴はカメラグリップ装着時の固定用の穴となっていてデザインと実用を兼ねる仕組みとなっているのもしっかりと設計・企画されてるなと感心しました。


カメラキットに付属するケースを装着したところ



ケースにはXiaomiロゴ部分に穴が開いている

レンズリングはケースに予め装着されているシルバーのほか、Xiaomiのブランドカラーであるオレンジも付属しており、オーソドックスな見た目とおしゃれな見た目というように2種類を使い分けることができるようになっています。


シルバーのレンズリング装着時



オランジのレンズリング装着時

さらにカメラグリップを装着してみます。Xiaomi 14 Ultraの右側面に当たる部分はカメラキット装着時は底面となり、カメラグリップにストラップホールやUSB Type-C端子、充電LEDが配置されるようになっています。


カメラグリップ装着時の右側面(横向きのカメラとして見ると底面)



カメラグリップ装着時の左側面(横向きのカメラとして見ると天面)

一方、同様にXiaomi 14 Ultraの左側面に当たる部分はカメラキット装着時は天面となり、Xiaomi 14 Ultraの音量上下キーや電源キーがそのまま使えるほか、カメラグリップには初期状態(デフォルト時)にビデオレコーディングキーやズームキー、シャッターキー、露出の変更ダイアルがあります。なお、これらは設定で機能をカスタマイズ可能です。


カメラグリップ装着時の底面(横向きのカメラとして見ると右側面)

横向きのカメラとしてみた場合の右側面はカメラグリップのロックボタンがあり、ロック時は赤色でロックを表す印刷が見える状態となります。なお、XカメラグリップはXiaomi 14 Ultraの底面にあるUSB Type-C端子で接続され、カメラグリップでXiaomi 14 Ultraの底面は覆われてしまうため、マイク(送話口)や外部スピーカーはカメラグリップで塞がれてしまう形になります。一方、左側面はマイクスリットがあり、ケースには「STEREO SOUND」の印刷が確認できます。


カメラグリップ装着時の天面(横向きのカメラとして見ると左側面)

37mmフィルター(37mm経)を装着すると、Xiaomi 14 Ultraの元々のカメラバンプもかなりの高さではありますが、37mmフィルターのマウントとフィルターが追加されるともなると、カメラグリップとほぼ同じ高さになるというなかなかの迫力となります。ここまでくるとポケットに入れての持ち運びは現実的ではなく、スリップインのカメラケースなどで持ち歩くか、ストラップで吊り下げて37mm経のレンズプロテクターを付けて持ち運ぶのがベターなのかなと思われます。


37mmフィルター装着時のイメージ



37mmフィルターを装着するとカメラグリップとほぼ同じ出っ張り具合に

メインカメラのレンズ絞りはF1.63〜F4.0の間の1024段階となっており、カメラグリップのロック時はXiaomiロゴの穴にロック用の出っ張りがハマる形となっています。いかがだったでしょうか。Xiaomi 14 Ultraやカメラキットの外箱や同梱物、外観と紹介してきましたが、また機会があればカメラの作例を紹介してみたいなと思っています。

それは機会が……あれば、また……というところで、ひとまず、雨の降る窓を眺めながら今日の筆はここで置かせていただきます。以下のXiaomi 14 Ultraでの写真撮影(作例)は日中、屋内(雨)、Leicaオーセンティック、F1.8、1/288s、ISO50、12.28mm(等価焦点距離75mm)、フラッシュなしで撮影したものです。


Xiaomi 14 Ultraでの作例

なお、カメラ機能が最大の特徴ではありますが、Xiaomi 14 Ultraは000mAhバッテリーや急速充電「HyperCharge」(最大90W)、急速無線充電「Wireless HyperCharge」(最大80W)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4(デュアルバンド)、NFC、位置情報取得(デュアルバンドA-GNSSなど)、赤外線リモコン、X軸振動モーター、Android 14/HyperOSなどと、普通のスマホとしても非常に高い性能と多機能を備えており、最高峰な使い勝手となっているため、是非とも「日本でも発売して欲しい」と声を大にして言いたいそんな製品だと思います。期待してます!










記事執筆:29a


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