日本HPがメインストリーム向け新ゲーミングPCブランド「HP Pavilion Gaming」を発表!9月発売のペルチェ素子搭載のヘッドセットも展示【レポート】



冷却機能を搭載した光り方も調整可能なゲーミング向けヘッドセットが発売!

日本HPが都内にて「ゲーミングPC新製品発表会」を7月12日に開催し、ハイエンド向けゲーミングパソコン(PC)ブランド「OMEN by HP」と合わせてメインストリーム向けのゲーミングPCブランド「HP Pavilion Gaming」ブランドを発表した。

OMENシリーズは昨年の「東京ゲームショウ2017」にブースを出展し、独創的なデザインのゲーミングPCを展示。eスポーツなどの大会に出場する選手向けの、シビアな入力などの要求に応えるハイパフォーマンスをアピールしていた。

新たなPavilion Gamingシリーズは、これからPCゲーミングを初めて見たい人、手軽に変えるハイスペックPCを求めている人向けのブランドで、間口を広くすることでOMENシリーズへの導線を作る戦略的なものである。

PCとしてもゲーミングPCのような奇抜なでデザインではなく、ごく普通のPCのデザインをしているため、一般ユーザーでも入りやすく、そしてゲーミング以外にも写真編集や動画編集などハイパフォーマンスを必要とするユーザーにも最適なPCブランドとしている。

今回は、7月から9月まで順次発売される新製品について気になった製品をまとめて紹介していく。


Pavilion GamingとOMENの違いをもう一度おさらい。「PUBG」や「Fortnite」の流行によりPCゲーマーのすそ野が広がったこともあり、ハイエンドブランドのOMENと一般的なPCの間をつなぐブランドがPavilion Gamingである。

どちらもゲームを快適に遊べることに重きを置いており、その違いはビジュアルであったり、ハイフレームレートに対応であったりとゲーマーのレベルに合わせて選ぶことができる。


またゲーミングのアクセサリーは両モデルともに利用できるため、プレイ感覚はどちらも同じといえる。


Pavilion Gamingシリーズの約15.6インチFHD(1920×1080ドット)液晶ディスプレイを搭載する「Pavilion Gaming 15」の価格は109,800円から。GPUにはNVIDIAの「GeForce GTX 1050Ti」、「GeForce 1050」を搭載。


廃熱は背面に2つのファンを配置、CPUおよびGPUをしっかりと冷却し、高いパフォーマンスを維持する。


CPUには第8世代のインテル6コア12スレッドの「Core i7-8750H」をハイパフォーマンスモデルに、スタンダードモデルにはOptaneメモリ対応の4コア8スレッドの「Core i5-8300H」を採用。

さらにクリエイター向けとして4K(3840×2160ドット)のIPSパネルを搭載したモデルも用意している。ゲーミングPCのパフォーマンスで、クリエイティブな作業をしたいというユーザーには最適のモデルである。


Pavilion Gamingシリーズにはデスクトップ向けのPCを「HP Pavilion Gaming Desktop 690」、「HP Pavilion Gaming Desktop 790」の2モデルを用意。インテルおよびAMDのデスクトップ向けのCPUやよりパフォーマンスが高いGPUを搭載したモデルである。

Pavilion Gamingシリーズの発表のほかに、ハイエンドゲーミングPCの新製品「OMEN by HP 15」やプリインストールされている「OMEN コマンドセンター」の新機能で非ゲーミングPCでもゲームが楽しめる「OMEN Game Stream」のデモンストレーションが行われた。


そしてOMEN by HPブランドの新アクセサリーも発表となった。なかでもユニークなのが、9月下旬発売予定の「OMEN by HP Mindframe ヘッドセット」だ。価格は13,000円。


このヘッドセットの特徴は、ヘッドセット内に冷却効果のあるペルチェ素子を搭載し、電気的にイヤーカップ内の熱を外へ排出する構造をもつ。デモ機は外側の金属部分はほんのり暖かく、内部はヒンヤリと冷たく、これなら長時間の使用でもイヤーカップ内は適温に保たれそうである。


動画リンク:https://youtu.be/WaMf7AuG1ZI

スマートフォン(スマホ)の普及でPCやデジタルカメラなど市場が縮小傾向にあるのだが、多くのユーザーがゲームやカメラに触れる機会が増えたことで、次のステップにこうしたゲーミングPCやデジタルカメラを選ぶきっかけとなることに期待したい。

HP Directplus -HP公式オンラインストア-


記事執筆:mi2_303


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