普段の暮らしがもっと便利に！ パナソニックが提案するプレミアムな日常
家電メーカー各社が新商品を発表しており、それぞれに特徴が見られる。パナソニックは2015年の秋から「なんでもないふだんを宝物にする」というのをテーマに「ふだんプレミアム」というコンセプトで家電商品を展開しており、今期も冷蔵庫、ルームエアコン、洗濯乾燥機の新商品を発表した。
■冷蔵と冷凍の間である「微凍結パーシャル」で保存も調理も便利に
発表されたのはパーシャル搭載冷蔵庫「NR-F672WPV」他11機種。大きな特徴はスピードがアップした約マイナス3℃で保存する「微凍結パーシャル」だ。肉や魚の鮮度を保つのはもちろん、常備菜も約1週間長持ちする。
パナソニックによると食材の買い物を週末にまとめ買いする家庭と、常備菜をよく作るという家庭はそれぞれ4割だそうで「まとめ買いした食品を上手に保存したい」という思いが表れている。
「微凍結パーシャル」は肉・魚が凍り始める切り切りの温度であるマイナス3℃で保存するので鮮度は約1週間と長持ちし、冷凍ほど固くはならないので解凍いらず。また冷凍ではないため食品の細胞を傷めることがないので、冷凍より美味しく食べることができる。使いやすさと保存という冷蔵と冷凍のメリットを兼ね備えているというわけだ。
また、Wモイスチャーコントロールフィルターを搭載した「Wシャキシャキ野菜室」にも注目だ。野菜の管理には適切な湿度管理が必要とされる。湿度過多だと野菜が水腐れを起こし傷んでしまうし、反対に湿度過少だと野菜が乾燥して傷んでしまうのだ。この写真は実際に新商品とそうでないもので1週間保存したしめじだが、左の新商品に比べると右の従来の野菜室で保存したものはスカスカになってきているのがわかる。
まとめ買いした食材と常備菜をうまく使うことで、美味しく充実した食事を毎日食べることができるというわけだ。
■食べ物や水の次は「空気」を選ぶ時代に
食や水へのこだわりが高まる一方で、空気へのこだわりはどうなのか、というパナソニックの問いかけから生まれたのがルームエアコン「Eolia WXシリーズ」。人は1日に18キロもの空気を吸っているんだという。これは、水（1.2キロ／人・日）や食料（1.3キロ／人・日）に対しても多い。
今回の新商品では「ナノイーX」でエアコンの内部も部屋の空気もきれいに保つことができる。1日の中で多く摂取する空気だからこそ、きれいなものを選んではという提案だ。
そのほかの特徴を紹介しよう。パナソニック独自の人の「暑い」「寒い」の感覚を見分ける温冷感センサーに加えて、注目したいのは世界初温度の異なる2つの温風を作り、その異なる温風を同時に吹き分けることができるという点だ。
1つの熱交換器で温度の異なる2つの温風を作り出す、世界初のダブル温度熱交換機を搭載しているため、無駄なくその人にあった快適な温度空間を作り出すことが可能になったというわけだ。
パナソニックのエアコン事業開始から60周年。ますますこだわりのつまったエアコンの登場だ。
■洗濯前にダニ退治！ 逆転の発想がヒット中
9月26日の販売後、順調に販売台数を伸ばしすでにで前年同月の約2倍と好調なのがななめドラム洗濯乾燥機「NA-VX」シリーズだ。
パナソニック独自の温度コントロール技術による「温水泡洗浄」機能では、衣類についた皮脂汚れだけでなくニオイ原因菌も除去し、気になるニオイを落とす「約40℃においスッキリコース」を新搭載している。実験の様子では汚れが溶け出すように落ちていっている様子がわかる。
また、今回注目されているのが新搭載された「ダニバスターコース」。約65℃の温風でダニを高温加熱し、加熱後の洗浄でアレル物質を99％以上除去してくれる。今までの洗濯や乾燥では、ダニが元気な状態のまま洗っているため、洗濯物に絡みついたままのダニの死骸が残ったりしていたという。そこで、洗う前にプレ乾燥を行うというのがこの「ダニバスターコース」だ。生きたダニは50℃以上の熱を当てることで対策できるのでまず加熱し、それからしっかりと洗い流すというわけだ。
秋から冬にかけてのこれからの季節はアレル物質のピーク到来でもあるため、ダニ・アレル物質を99％以上除去できるというこの商品は引き続き注目を集めると予想される。
どの商品も、日常をもっと豊かにするコンセプトを提案していることがよくわかるパナソニックの今回のラインナップ。ライフスタイルにあった商品をぜひ選んでいきたい。