Facebook、コミュニケーションサービス「Messenger」にデコメ絵文字のような動くスタンプや動画などを貼れるアプリ追加機能やEC向け機能などを発表！開発者向けイベント「F8」にて
| Facebook Messengerがプラットフォームに！ |
Facebook（フェイスブック）は25日（現地時間）、アメリカ（米国）のサンフランシスコにあるフォートメイソンセンターにて開催している開発者向けイベント「F8 Facebook Developer Conference」で基調講演を実施し、同社のコミュニケーションサービス「Messenger」において自由に自作のスタンプなどを使えるアプリプラットフォーム「Facebook Messenger Platform」やビジネス向け「Facebook Messenger Business」、アプリ解析サービス「Analytics for Apps」、モバイル向けアプリ開発サービス「Parse」のIoT（Internet of Things）のサポートなどさまざまな内容を発表しています。
初日の基調講演にはFacebook CEOのMark Zuckerberg（マーク・ザッカーバーグ）氏が登壇し、その後、各担当者から新サービスが発表されました。なお、イベントは3月25〜26日の2日間に渡って開催され、2日目にも基調講演が予定されているほか、Facebookおよび傘下のInstagramやWhatsApp、Oculusなどの製品・サービスについての発表やセッションが行われます。
いつも同じTシャツなのでわかりづらいですけど、F8 2015のMark Zuckerberg氏
Facebook Messenger Platformが発表
Facebook Messenger Platformで提供される新しいアプリ
今回最も時間を割いて紹介されたのが、Messengerにアプリを追加できるFacebook Messenger Platform（ https://messenger.com/platform/ ）で、新しい40以上のアプリ（ https://developers.facebook.com/docs/messenger/showcase ）が追加されるほか、SDKも公開されて開発者はMessenger向けにアプリを提供できるようになっています。
同社ではすでにMessengerを毎日6億人が使っているとし、アプリを追加することによって自作のスタンプや動くスタンプ（GIFファイル）、動画、音楽などを自由に会話に使うことができるようになります。対応ファイルフォーマットはJPEGおよびPNG、GIF、MP4、WebPで、AndroidおよびiOSで利用可能。
追加できるアプリはGoogle PlayストアやApp Storeといったアプリ配信マーケットで提供され、Messenger用アプリには既存の単独アプリのアイコンにMessengerのアイコンが小さく付けられています。
なお、Facebook Messenger Platformを利用した場合に、メッセージを受け取った側にも同じアプリをインストールする必要があり、Messengerの会話中にインストールするように案内が表示されるとのこと。
一方、Messengerを使った企業によるサポートも強化され、新たにFacebook Messenger Business（ https://messenger.com/business/ ）が提供されます。日本ではすでに同じようなコミュニケーションサービス「LINE（ライン）」における「@LINE」のような立ち位置でしょうか。
例えば、ユーザーがタグが埋め込んであるWebショップで何かを購入した場合に、注文確認や出荷状態などをFacebook Messenger Businessで受信できるほか、注文の修正、トラッキング確認に加え、Messengerを通じて質問をして、より迅速な回答を得られるということです。詳細は後日発表予定。
さらに、スマートフォン（スマホ）やタブレットなどのモバイル向けアプリを開発できるParse（ https://parse.com/ ）ではさまざまな機器がネットワークに接続するIoTをサポートし、例えば、Arduino用のプログラムがより簡単に開発できるようになります。
また、ParseではFacebook SDK v4のサポートや新しい拡張セッションと優れたセキュリティーを導入するなど、新しく5つの製品が提供されます。
この他、アプリ解析サービスとしてAnalytics for Apps（ https://developers.facebook.com/products/analytics ）も提供。利用料無料。なお、参加のコミュニケーションサービス「WhatsApp」のユーザー数は7億人、Facebook自体のユーザー数は14億人。その他、各ユーザー数はFacebookグループが7億人およびInstagramが3億人となっており、2014年にインストールされたFacebookアプリは35億本、2014年にアプリで共有されたコンテンツ数は500億件、過去5年間にFacebookが開発者に支払った金額は80億ドルなどの数字が紹介されてました。
記事執筆：memn0ck
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カテゴリ： 通信