Googleが最新機器をメディア向けに披露!まずはAndroid 5.0 Lollipop搭載6インチスマホ「Nexus 6」を写真と動画でチェック――Google Playストアでは12月上旬に発売【レポート】
Nexus 9とNexus 6を国内でお披露目! |
Google(グーグル)は12日、メディア向けにスマートフォン(スマホ)やタブレットなど向け最新プラットフォーム「Android 5.0(開発コード名:Lollipop)」を搭載した6インチスマホ「Nexus 6」(Motorola Mobility製)や8.9インチタブレット「Nexus 9」(HTC製)をはじめとする最新機種を披露する製品体験会を開催した。
中でも注目が高いNexus 6は、最新のOSと最新のハードウェアを搭載したリファレンスモデル(リードデバイス)としてだけではなく、6インチというこれまで販売されているスマホの中でも最大級のディスプレイを搭載しているものの、人間工学設計を取り入れ持ちやすさと質感にも注力されており、大画面と使いやすさを両立している。
主なスペックは6インチWQHD(1440×2560ドット)AMOLEDディスプレイ(493ppi)や2.7GHzクアッドコアCPU「Krait 450」を内蔵したQualcomm製「Snapdragon 805」プロセッサー、3GB内蔵メモリー(RAM)、アウトカメラは光学式手ブレ補正付きの13メガピクセルのソニー製「IMX214」イメージセンサー、インカメラには2メガピクセル、3220mAhの大容量バッテリーを搭載する。
体験会では日本国内におけるGoogle Playストアから2014年12月上旬発売予定であることが案内された。なお、すでに紹介しているようにGoogle Playストアでの価格は32GB版が75,170円、64GB版が85,540円となっており、SIMロックのかかっていないSIMフリーモデルとなる。
今回は、体験会で多くの製品が実際にタッチ&トライできたが、まずはその中からこのNexus 6の実機を写真と動画で紹介していく。
Nexus 6は縦横比16:9の6インチのディスプレイを搭載しているため、外観は予想以上に大きく感じた。ボディーサイズは約82.98×159.26×10.06mm、質量は約184g。
5.2インチディスプレイを搭載するソニーモバイルコミュニケーションズ製スマホ「Xperia Z3」(利用したのはau向け「Xperia Z3 SOL26」)との比較をしてみたが、その大きさがわかるかと思う。ディスプレイサイズの違いは明らかだが、Nexus 6はフレームの上下が短いため縦長過ぎない印象だ。この上下のフレーム部分にフロントステレオスピーカーが搭載されている。
大画面であるためさすがに片手操作は厳しいが、背面の曲面と側面の金属フレームのサイズが絶妙で持ちやすい。また、重さが184gなのだが大きさの割に軽く感じ、ズッシリと重く感じるXperia Z3よりも重量配分がよく長く使っても疲れない印象を受けた。
背面はマットな処理の樹脂製。カラーはクラウド ホワイトとダークブルーの2色。大きめの「Nexus」ロゴが目を惹く。
側面は剛性感のあるアルミを使用し質感を高めている。右側面には電源キーとボリュームキーがある。
上面には3.5mmイヤホンマイク端子とnanoSIMカード(4FF)スロット(写真=上)、下面にはmicroUSB端子がある。充電はTurbo Charger(いわゆる「急速充電」)で15分充電するだけで6時間以上の使用が可能とのこと。
【Google Nexus 6 外観の動画】
動画リンク:http://youtu.be/niyjB07rdp8
曲面で構成されたデザイン。上部の一皮剥いたような窪みがアクセントとなっている。
背面のLEDは2灯搭載されており、暗所での写真撮影時にフラッシュとして利用可能だ。
高精細なWQHDディスプレイとAndroid 5.0 Lollipopの落ち着いた配色が紙のような質感で、上品な印象を受ける。Androidの設定メニューにはタッチと長押しに対するリアクションが画面効果で表示されるなど細かな作り込みが成されている。
カメラはシンプル操作で使いやすい。画面左から右へスワイプすると撮影機能が表示される。4Kの動画撮影が可能だ。
「フォト」(旧名、ギャラリー)から呼び出せる編集機能は細かい設定変更が可能な本格的なフォトレタッチ機能が搭載されている。
【Google Nexus 6 Android 5.0 Lollipopにおける画面の動画】
動画リンク:http://youtu.be/hh1vpMcKOVI
Android 5.0 Lollipopの各種アニメーション動作やタッチ操作に対するリアクションの反応が良く、「素」の状態のOSがここまでビジュアル性が高いと今後登場するであろう携帯電話会社(キャリア)やメーカー製の機種にはあまり手を加えて欲しくないと感じた。
記事執筆:mi2_303
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