高所得のレシピ集はグルメ漫画?
忙しい人は、料理をする時間がないのでは…というイメージがあるがどうやらそうではないらしい。
ダイナースクラブ イタリアンレストランウィーク事務局は、全国の20代〜40代の男女1,034名を対象に「食事」に関するアンケートを行った。その中で料理グルメコミックについても尋ねている。
料理グルメコミックを見て、実際に料理を作った経験のある人は全体の21.5%。男性では19.9%、女性は23.0%だ。さらに、気になるのが実際に料理を作った経験のある人を年収別にみているデータだ。
料理グルメコミックを見て、実際に料理を作った経験のある人の割合を年収別で見ると、1位が800万円〜1,000万円の人で30.8%、2位が1,000万円〜1,200万円の人で25.0%、3位が年収200万円〜400万円の人で23.6%だった。つまり、高年収の人ほど、料理グルメコミックに影響を受け、実際に料理をしているというわけだ。
■高収入の人ほど食へこだわる?
料理グルメコミックを見て、実際に料理を作った経験のある人の割合を職業別で見ると、1位が公務員で37.5%、2位が自由業で29.4%。一般的に忙しいと思われる会社役員・経営者のうち、22.2%の人が実際に料理を作ったことがあり、同じく22.2%の人が作ってみたいと思っていることも判明している。
なぜ彼らは忙しくても料理をするのだろうか? 以前、ドイツでダイエットと経済的・社会的な地位との関係を調査した論文「Dietary Behaviour and Socioeconomic Position: The Role of Physical Activity Patterns」の中で、高収入の人ほど野菜を食べるというデータが発表されていたが、これは食へのこだわりを表しているのかもしれない。
食へこだわりを持つ、高収入の人だからこそ、コミックを読んだときに「作ってみたい!」と思うのかもしれない。
■関連リンク
ダイナースクラブ イタリアンレストランウィーク2014