一足お先に「Xperia Z3 Compact」を購入!海外向けSIMフリーモデル「D5803」は技適マークを表示可能ーーまずは開封してみた【レポート】



海外版SIMフリースマホ「Xperia Z3 Compact D5803」を購入!

人気のソニーモバイルコミュニケーションズ製最新エクスペリアスマートフォン(スマホ)の中でもよりコンパクトなフラッグシップモデルとして発表されたのが「Xperia Z3 Compact」です。

日本国内でもNTTドコモから11月中旬に「Xperia Z3 Compact SO-02G」が発売予定となっていますが、すでに海外では販売開始しています。

このXperia Z3 Compactですが、海外で販売されているモデルのうちの型番が「D5803」の製品には日本国内でローミング以外で法的に利用して良いことを示す技術適合証明などの認証(いわゆる「技適マーク」)の表示が可能となっています。

そこで、実際にこのD5803を個人輸入で購入し、一足先に使ってみていますので紹介したいと思います。まずは開封してパッケージや外観などについてレポートします。

購入は海外のスマホなどを販売する「EXPANSYS Japan」を用い、価格は63,400円(送料込)に加え、関税が3,000円弱かかりました。10月2日に注文し、出荷地の香港が祝日だったのにも関わらず、3日後の10月5日には受け取っていました。ただし、その後、EXPANSYS JapanではD5803の取り扱いがなくなっており、現在手軽に購入するにはAmazon.co.jpなどが挙げられます。


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Xperia Z3 Compactは海外向けもNTTドコモ向けも同じ4色(ブラックおよびホワイト、オレンジ、グリーン)が用意されていますが、購入したのは筆者の好きなホワイトです。では、箱(パッケージ)を開けてみます。

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Xperia Z3 Compact D5803の箱(写真=左)と箱を開けたところ(写真=右)


比較がないのでわかりづらいかもしれませんが、最近の箱にしてはやや大きく、Xperia Z3 Compactが横に2台程度入る平たい形状となっています。白をベースに製品(Xperia Z3 Compact)の写真が記載されています。箱を開けるといつも通りに製品が現れます。

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Xperia Z3 Compact D5803のパッケージ一覧(写真=左)。箱の裏側にはXperia Z3 Compactの各色写真や各種情報が記載されています(写真=右)


箱の中身のパッケージはXperia Z3 Compact D5803本体以外にmicroUSBケーブルおよびACアダプター、ステレオイヤホンマイク(インナーイヤータイプ「MH750」)、各種説明書などが付属します。

ではすでにグローバルモデルの写真レポートやNTTドコモ向けのXperia Z3 Compact SO-02Gの写真・動画レポートを公開していますが、ざっくりと外観を紹介していきます。ばっちりと技適マークも表示できました。なお、詳細な製品情報については以下の記事を参照してください。
Sony、4.6インチディスプレイ搭載のフラッグシップコンパクトスマホ「Xperia Z3 Compact」を発表!日本国内にも投入予定 - S-MAX
NTTドコモ、コンパクトフラッグシップスマホ「Xperia Z3 Compact SO-02G」を発表!小型エクスペリアのサイズが変わらずに4.6インチディスプレイに大型化やXperia Z3の高性能がそのままに - S-MAX
日本でも発売予定の最新コンパクトスマホ「Sony Xperia Z3 Compact」を既存の小型エクスペリア「Xperia A2」や「Xperia Z1f」などと比較してみた - S-MAX
今年の秋冬は“アイフォーン”と“エクスペリア”ががっぷり四つ!?アップルとソニーの最新スマホ「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」「Xperia Z3」「Xperia Z3 Compact」の4機種を比較してみた - S-MAX

ちなみに海外向けを購入する場合の注意点としてはNTTドコモ向けに搭載されているおサイフケータイ(Felica)やワンセグ、NOTTVは非搭載となっているほか、高音質な音声通話サービス「VoLTE」が利用できません。

また、Xperia Z3 Compact D5803の対応通信方式および周波数帯はFDD-LTE(Band 1および2、3、4、5、7、8、13、17、20)およびW-CDMA(Band 1および2、4、5、8)、GSM(850および900、1800、1900MHz)となっているため、例えば、NTTドコモやその仮想移動体通信事業者(MVNO)による格安SIMで利用する場合にはFDD-LTEで1700および2100MHzのみ、auやmineoで利用する場合にはFDD-LTEで2100MHzのみしか対応しないためかなり利用エリアや電波環境は良くなくなってしまいます。

これらが問題ない場合には海外向けのXperia Z3 Compact D5803と格安SIMなどで運用するというのもありかなと思われます。

メリットとしてはやはり格安SIMを使うため料金と、それ以外にはSIMフリーなので海外に行った時に現地のプリペイドSIMカードを購入して利用するといったことが考えラ得ます。後は、どうしてもNTTドコモの各種サービスが入っているのが嫌だとかそういうあたりでしょうか(;´Д`)

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Xperia Z3 Compact D5803の表面はディスプレイの上に「SONY」ロゴが記載


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Xperia Z3 Compact D5803の裏面は中央にさらに「SONY」ロゴ、下部に「XPERIA」ロゴが記載(写真=左)。カメラは同時に発表されたフラッグシップモデル「Xperia Z3」と同じ約2070万画素積層型「Exmor RS for mobile」(写真=右)


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Xperia Z3 Compactの右側面には電源キーおよび音量上下キー、カメラ/シャッターキーが配置


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Xperia Z3 Compactの左側面にはmicroSDカードスロット(最大128GBまで)やnanoSIMカードスロット(4FF)、microUSB端子、充電用マグネット端子が配置


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左側面の上側のカバーを開けるとmicroUSB端子とmicroSDカードスロットがあり(写真=左)、下側のカバーを開けるとnanoSIMカードスロットが現れます。防水および防塵に対応しているためカバーにはパッキンが付いています


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Xperia Z3 Compactの下側面にストラップ穴やマイク(写真=左)、上側面には3.5mmイヤホンマイク端子が配置


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最近一般的なハイエンドスマホとの比較として5.1インチディスプレイ搭載の「GALAXY S5 SC-04F」との比較


記事執筆:memn0ck


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