NTTドコモ、5.5インチフルHD液晶搭載フレームレススマホ「AQUOS ZETA SH-01G」を発表!EDGESTデザインでもグリップマジックに対応したほか、カメラ機能なども強化



NTTドコモが5.5インチスマホ「AQUOS ZETA SH-01G」を発表!

NTTドコモは30日、今冬および来春に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2014-2015冬春モデル新商品発表会」を開催し、約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)IGZO液晶や2.3GHzクアッドコアCPU、2GBメモリーなどを搭載したハイスペックなAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)採用のスマートフォン「AQUOS ZETA SH-01G」(シャープ製)を発表しています。2014年11月中旬に発売開始予定で、本日9月30日(火)正午12時から事前予約が開始されます。

AQUOS ZETA SH-01GはシャープのNTTドコモ向けハイスペックスマートフォン「AQUOS ZETA」シリーズの最新機種で、今夏モデル「AQUOS ZETA SH-04F」の後継機種です。なお、それまで「AQUOS PHONE」シリーズでしたが、AQUOS ZETA SH-04Fから“PHONE”が取れています。

AQUOS ZETA SH-04Fではディスプレイサイズが5.4インチと大型でしたが、AQUOS ZETA SH-01Gではさらに大きな5.5インチとなり、ディスプレイの周りの縁(ベゼル)が非常に狭い「EDGEST」デザインをさらに進化させ、ディスプレイの左右と上はほぼないような“フレームレス”となっています。すでにソフトバンクモバイル向けとして「AQUOS CRYSTAL 305SH」が発売されていますが、ディスプレイサイズなども含めて今冬に発売予定の「AQUOS CRYSTAL X」に近い内容となっていると思われます。

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AQUOS ZETA SH-01Gは「ココロが通う、心に響く、IGZO搭載全身スクリーンAQUOS。」と銘打たれ、夏モデルのAQUOS ZETA SH-01Gからさらに進化させたスマートフォンです。この“心”がテーマとなっているようで、電池が減ると「お腹がすきました。」、落とせば「痛いです。」など、話しかけるキャラクター「エモパー」が搭載されているのも新たな取り組みだと言えるでしょう。

ディスプレイは5.5インチと大画面ですが、EDGESTデザインによってサイズが約141×76×8.9mm、質量が未定ながら約150g台とコンパクトなボディーを実現。AQUOS ZETA SH-04FではEDGESTデザインによって搭載できなかった「グリップマジック」機能も搭載しています。また、片手操作をサポートする「ワンハンドアシスト」機能を搭載し、より簡単に操作できるようになっています。

カラーバリエーションはIndigo(インディゴ)およびWhite(ホワイト)、Cyan(シアン)、Coral(コーラル)の4色が用意されており、それぞれに質感が異なっていて、滑りにくいラバー調のインディゴ、個性的なドット調のシアン、光沢感溢れるホワイト、さらさらの質感のコーラルの4色4質展開となっています。

カメラ機能も強化されており、約1310万画素裏面照射型CMOSリアカメラは手ブレを抑える「光学式手ブレ補正」を採用し、動画撮影でもズーム中でも手ブレを抑え、新たにリコーのコンパクトデジタルカメラ「RICHO GR」の開発メンバーによる画質改善認証プログラム「GR Certified」を取得し、レンズや画像処理などの高い基準をクリアし、美しい写真が撮影できます。

フロントカメラは約210万画素裏面照射型CMOSで、複数人でも一緒に撮れるワイド撮影に対応し、「高品位モード」はノイズを低減させてクリアな写真に仕上げ、撮影後の「背景ぼかし」などにも対応しています。

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チップセットはQualcomm製「MSM8974AB(Snapdragon 801)」で、2.3GHz駆動クアッドコアCPU(Krait 400)となり、通信機能もLTEが800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のクアッドバンド対応で、UE Category 4によって20MHz幅のエリアでは下り最大150Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。

また、3G(W-CDMA/HSPA+)は、FOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は、新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。この他、海外ではGSM/GPRS/EDGEも利用可能で、SIMカードサイズがnanoSIMカード(4FF)となっています。

2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンドによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0に対応。テザリング(Wi-FiおよびUSB)やDLNA・DTCP、VoLTE、防水、おサイフケータイ(Felica)、NFC、赤外線、ワンセグ、フルセグ、NOTTV、GPS、急速充電2にも対応していますが、DTCP+や防塵には非対応です。なお、ワンセグやフルセグ、NOTTVの視聴時には付属のアンテナが必要。

さらに、LTEとWi-Fiへの同時接続で高速通信が可能になり、電波の弱いWi-Fiエリアでは自動的にLTEへシームレスに切り替わります。この他、常時センシング技術で自宅と外を区別し、外では声を出さずにそっと画面に表示するといった機能も搭載されています。

内蔵メモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージはグローバル版の16GBから増量され32GB、外部ストレージは最大128GBまでのmicroSDXCカードに対応しています。バッテリー容量は3300mAh(取り外し不可)。

◯主な仕様
機種名AQUOS ZETA SH-01G
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約141×76×8.9
質量(g)未定
OSAndroid 4.4
CPU
(チップ名、クロック)
MSM8974AB
2.3GHzクアッドコア
内蔵メモリー
(ROM/RAM)
32GB/2GB
外部メモリー
(最大対応容量)
microSDXC(128GB)
バッテリー容量3300mAh
連続待受時間(静止時[自動])
(LTE/3G/GSM:時間)
未定
連続通話時間
(LTE/3G/GSM:分)
未定
実使用時間(時間)※1未定
ディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、
方式、発色数)
約5.5インチ
フルHD 1080×1920
TFT液晶 IGZO
1677万色
Xi(LTE、受信時最大/送信時最大)150Mbps/50Mbps
VoLTE
LTE対応周波数帯
(2GHz/1.7GHz/1.5GHz
/800MHz/700MHz)
○/○/○/○/ー
対応方式
(FDD-LTE/TD-LTE)
○/ー
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約1310万/約1280万
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約210万/約210万
防水/防塵○/ー(IPX5、7/ー)
Bluetooth○(4.0)
ワンセグ/フルセグ
(◎は録画対応)
◎/◎
ハイレゾオーディオ対応○※3
LTE/Wi-Fi同時接続による
高速ダウンロード
LTE/Wi-Fi同時接続による
スムーズな通信
UIMカードnanoUIM
Indigo
White
Cyan
Coral
製造メーカーシャープ
※1 一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧、アプリの利用等、約80分間/日の利用)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によっては、それを下回る場合があります。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定。
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:memn0ck


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