手軽にスマホやパソコンで簡単操作してテレビで動画などを閲覧できる「Google Chromecast」を使ってみた【レポート】



Google Chromecastを使ってみた!

Google(グーグル)から日本国内では今年5月に発売されたYoutubeなどの動画コンテンツをHDMI端子経由でテレビなどに接続して、スマートフォン(スマホ)やタブレット、パソコンなどから操作して視聴できるスティック型セットトップボックス(STB)「Chromecast(クロームキャスト)」(価格は4,200円)。

同じようなことはこれまでにもテレビがネットワークに対応していればDLNA/DTCP-IPを利用したり、YouTubeだけならアプリ「YouTube Remote」、また、ネットワークに対応していなくても「Miracast」対応アダプターなどを購入すればできていましたが、なんといってもiPhoneやiPad、Macなどを含めて対応機種が多いことが魅力となっています。

筆者も購入はしたものの、別にこれまでにも上記のような方法で困ってはいなかったためなかなか使いはじめていなかったのですが、購入してセットアップすると600円のクーポンがもらえるのが7月末までということもありようやく使い始めてみたので紹介したいと思います。

なお、すでに当ブログディア「S-MAX(エスマックス)」では開封レポートChromecastの仕組みについて紹介していますので参照してもらえると嬉しいです。その他、NTTドコモが8月末まで「dビデオ」会員を対象にChromecastを1万人にプレゼントするキャンペーンを行っていますのでちょっと使ってみたいかもという人は応募してみてはいかがでしょうか。

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開封レポートにあるように箱を開けたら、ChromecastをテレビなどのHDMI端子のあるディスプレイに装着します。装着するには付属のHDMI延長ケーブルを使うと便利ですが、そのまま直挿しも可能となっており、今回はケーブルがごちゃごちゃするのが嫌だったのと常時装着しておかないようにするために上記写真のように直挿ししてみました。

また、HDMIとは別にmicroUSBケーブルで給電しなければなりません。これはちょっと面倒かなと思いました。その他、無線LAN(Wi-Fi)によるインターネット接続ができるようにしておく必要があります。

ChromecastのセットアップはAndroid 2.3以降またはiOS 6.0以降、Windows 7以降、Mac OX X 10.7以降、Chrome OSといった各種プラットフォーム(OS)を搭載したスマホやタブレット、パソコンから行います。今回はAndroidスマホからセットアップを行いました。

まず、AndroidスマホのWebブラウザーで「http:// www.google.com/chromecast/setup 」にアクセスします。といっても、直接アプリ配信マーケット「Google Playストア」で「Chromecast」アプリを導入しても問題はないかと思います。後は言われる通りにスマホを操作していくだけです。

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上記Webページ(URL)にアクセスすると、Chromecastアプリへのリンクがあるので、Google Playストアをタップして、インストールしてから起動します。

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プライバシーと利用規格にて「同意する」をタップ後、「設定」→「OK」をタップします(国の設定があっていなければ変更してください)。


途中でWi-Fiのアクセスポイント(SSID)とパスワード(セキュリティーを使っていれば)を求められますが、WPSやAOSSなどを使ってWi-Fiの初期設定をしていてパスワードを入力した覚えがないという人は恐らくWi-Fiルーターの本体に記載されていると思いますのでチェックしてみてください。

また、どうしてもWi-Fiの接続がうまくいなかいなどの場合はWi-Fiルーターとの相性なども考えられますので、公式ヘルプページ「Chromecast Router Compatibility - Chromecast ヘルプ」を確認の上、Googleの問い合わせページ「問題のトラブルシューティング - Chromecast ヘルプ」から連絡してみましょう。

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テレビとスマホ(またはパソコンなど)の画面にそれぞれ同じコードが表示されているのを確認し、Chromecastの名前(自分がわかるものを任意につけてください)を入力してから「名前を設定」をタップし、Wi-Fiに接続します。

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Chromecastの更新などを行うのである程度待ったらテレビ画面にダウンロードが終わったことが表示されるので、「続行」を押し、セットアップが終わったら「詳細」をタップします。


セットアップが終わったらここがちょっとわかりにくいかなと思いましたが、Chromecastアプリではなく、Chromecastに対応したアプリ、例えば、Youtubeなどから“Cast(キャスト)”すると、テレビにスマホなどの画面が表示されます。対応アプリにはそれぞれキャストボタン(Youtubeの画面上部にある赤い四角で囲ったボタン)が用意されています。

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Chromecastアプリの左上タップ(または左端から右にスワイプ)で表示されるメニューからアプリを探すと、Chromecastに対応したアプリがわかります。といっても、ここに表示されるのは意外と少ないです(;´Д`) なお、AndroidおよびiOS、パソコンのそれぞれでキャストできるサービスについては公式Webページ「Chromecast 対応アプリ」で確認できます。


さて、ひとまず、セットアップを終わって、Youtubeなどをキャストできるのが確認できたので、大事なクーポンをもらっておくことにします。いくつか経路がありますが、無事に600円分のクーポンをゲットできました。

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Chromecastアプリの右上のメニューボタンから「クーポンを確認」→「同意する」で、Webブラウザーを開き、「利用」をタップして、Google Playストアを起動すると自動的にクーポン用のプロモーションコードが入力されているので、「コードを利用」をタップします。


記事執筆:memn0ck


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