MIL規格準拠!過酷な環境下でも動作し使いやすさを追求したタフネススマホ「TORQUE G01」を写真と動画で紹介【レポート】


過酷な環境下で使えるスマホ

既報の通り、KDDIと沖縄セルラー電話は8日、2014年5月以降に発売予定の新モデル・新サービスを披露する「au 発表会 2014 Summer」を都内で開催し、京セラ製のAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)を搭載したスマートフォン「TORQUE G01」(以下、TORQUE)を発表した。発売時期は8月上旬を予定。

TORQUEは過酷な環境下でも脅威の耐久性能を誇る「MIL-STD-810G」準拠のスマホだ。2012年発売のNECカシオ モバイルコミュニケーションズ製「G'zOne CAL21」(以下、G'zOne)以来のタフネススマホの登場となる。

スペックはQualcomm製「Snapdragon 400 MSM8928(1.4GHzクアッドコアCPU)」、OSにはAndroid 4.4、2G内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、約4.5インチHD(720×1280ドット)IPS液晶となっており、データ通信は下り最大150Mbpsの「4G LTE」に対応するが、キャリアアグリゲーション(LTE-Advanced)やWiMAX 2+には非対応となる。この他、ワンセグや赤外線機能はないが、おサイフケータイ(FeliCa)に対応する。

今回はこのTORQUEについて発表会に併設されたタッチ&トライコーナーで開発機に触れることができたので、写真と動画で紹介していく。

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まず、TORQUEの気になる点はG'zOneとの違いだ。どことなくG'zOneのような面影がある。この2機種の違いは米国国防省が定めるMIL-STD-810Gに準拠しているかいないか。

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具体的には「防水」「防塵」「耐衝撃」に加え、「耐振動」「耐日射」「防湿」「温度耐久」「低圧対応」「塩水耐久」の試験をクリアしている。例えるならG'zOneがスポーツやトレッキング用途、TORQUEはさらに工事現場や海上での作業などにも対応できるといったところだろうか。
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背面カメラは約800万画素CMOSセンサー


工事現場など周囲が騒がしい状況でも通話できるよう京セラならではの「スマートソニックレシーバー」や、大音量化するたの「デュアルスピーカー」を搭載する。デュアルスピーカーはモノラルのスピーカー2つ搭載することで、100db以上の大音量の出力が可能となったとのこと。
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使いやすい大型のキーとその下には大音量のデュアルスピーカー


着信時には側面のハードキーを押すだけで通話可能となる。さらに通常の通話モードからハンズフリーのモードへの切り替えも本体上面のスピーカーのアイコンのキーを押すだけ。これによりグローブした状態でもタッチパネル操作をすることなく各操作を行える。なお、グローブをしたままでもタッチパネル操作も可能だ。
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ボリュームキーの下の赤い部分が独自のハードキー

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左が電源キー、イヤフォン端子、スピーカーキー


側面のハードキーには起動アプリの登録なども可能となるとのこと。ハードキーを押すアクションの他に長押しもあるとのことなので、LEDライトやダイヤル、地図など外で便利なアプリを登録しておくと良さそうだ。

IPX5・IPX8の防水、IP6Xの防塵性能をもつため、USB端子及びイヤフォン端子はキャップ付き。充電は別売のワイヤレス充電(Qi)に対応しておりキャップを外すことなく充電が可能となっている。
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上面のキャップ付きのイヤフォン端子

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下面のマイクロUSB端子


専門業務向けという雰囲気だが、簡単に通話可能となるハードキーや湿度の高いお風呂などでの使用など、普段使う上でもTORQUEを選ぶ理由は沢山ありそうだ。スマホを良く落としてしまう人や小さな子どもが手にする場合などもTORQUEなら安心なのでは?
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手に当たる部分が丸く持ちやすい。側面の厚みはしっかりと握れるプラス要素


最後にTORQUEを実際に操作しているところを動画で紹介しておきます。

動画リンク:http://youtu.be/98Z5LVL696c

記事執筆:mi2_303


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