イー・アクセス、1.7GHz帯FDDと3.4〜3.6GHz帯TDDの異なる通信方式を4×4 MIMOでキャリア・アグリゲーションする次世代4G(LTE)システムの実証実験を実施へ



イー・アクセスがFDDとTDDを4×4 MIMOでCAを実証実験!

イー・アクセスは4日、総務省に1.7GHz帯と3.4〜3.6GHz帯を用いた実験試験局免許の申請を行ったと発表しています。

これにより、埼玉県内にて2014年5〜7月(実験試験局免許取得後)に1.7GHz帯におけるFDD-LTE方式の1波と3.4〜3.6GHz帯におけるTDD-LTE方式の4波の合計5波で4×4 MIMOを用いたキャリア・アグリゲーション(CA)を実験します。

同社では、モバイルブロードバンドの普及のために定額・低価格のサービス提供と高速化への取り組みを進めており、さらなる普及・拡大に貢献するためにLTEの高速化や高度化に積極的に取り組んでいくとしています。

実験では総務省が周波数再編アクションプランにおいて新たに確保した1.7GHz帯(5MHz×2)と隣接するイー・アクセスの既割当周波数に加えて、今後、4G(第4世代移動通信システム)向けに割り当てが予定されている3.4〜3.6GHz帯を使用し、日本初の異なる送受信方式による通信の評価を行う予定だということです。利用する周波数帯は以下の通り。
・1.7GHz帯(周波数帯域幅15MHz×2)
 5MHz×2の周波数(1744.9〜1749.9MHz/1839.9〜1844.9MHz)および隣接するイー・アクセスがすでに割り当てられている10MHz×2(1749.9〜1759.9MHzおよび1844.9MHz〜1854.9MHz)
・3.4-3.6GHz帯(周波数帯域幅80MHz)

これらの周波数帯を用いて、異なる送受信方式の周波数帯5波(1.7GHz帯1波FDD、3.4-3.6GHz帯4波TDDの計5波の4×4 MIMO)を用いたキャリア・アグリゲーションの検証を行います。

記事執筆:memn0ck


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日本初の1.7GHz帯(FDD)と3.4−3.6GHz帯(TDD)を用いた 第4世代移動通信システムの実験試験局免許を申請|報道発表資料|イー・アクセス

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