NTTドコモ、iPhone導入でMNPによる他社への流出が改善!さらなる解約率・MNPの改善をめざす――iPhone専門コールセンターも設置
NTTドコモがiPhone導入でMNPによる他社への流出が発売後3週目で54%改善! |
NTTドコモは25日、2014年3月期(2013年度)第2四半期(Q2)決算説明会を実施し、先月20日に発売開始したApple製スマートフォン「iPhone 5s」および「iPhone 5c」の取り扱いを開始したことにより、携帯電話番号ポータビリティー(MNP)制度を利用した他社への乗り換え(ポートアウト)が発売3週目で54%改善したと説明しています。
また、NTTドコモのiPhoneにポートインしたユーザーの満足度が65%となっており、最大の理由が通信エリアであると76%の人が回答。
さらに、iPhoneのサポートにも力を入れており、満足度No.1の電話問い合わせサービスを受けるコールセンターにおいてもiPhone専門センターを設置したことを明らかにしています。
NTTドコモは、2013年度Q2決算説明会においてiPhoneを導入したことでまず発売1週目にMNPが33%、その後、spモードメールやdビデオ、dミュージック、dブックなどの対応サービスを拡充し、3週目にMNPが54%の改善が行われていることを示しました。
また、NTTドコモのiPhoneにMNPでポートインした人の満足度も65%が「とても良くなった」「良くなった」「やや良くなった」と回答しており、その最大の理由として76%が通信エリアだと答えているということです。
No.1の対応チャネルとして総合満足度No.1のドコモショップを起点に、コールセンターについても満足度No.1としてiPhone専門センターを設置しているそうです。なお、今月末にiPhoneの取り扱いをドコモショップ全店で行う計画については、10月25日現在で1500弱となっており、10月28日までに2350店舗にまで増加させ、ほぼ全部に対応予定となっているということです。
一方で、Androidについても他社と比較して多くのラインナップを用意しており、家電量販店の販売シェアでは67%(4〜8月累計)となっているとのこと。
販売台数としては、ケータイ(フィーチャーフォン)を含めた総販売台数が2013年度上期で1047万台(前年同期1184万)、スマートフォンのみで632万台(前年同期644万)でスマートフォン販売比率が前年同期54%から60%に向上しています。
これにより、スマートフォン利用数が2157万契約に向上し、年度末に2700万契約をめざしてハンドセット利用数の約半数になる計画。新規販売数342万台、純増数24万台で下期は純増数を増加させる計画だとしています。なお、年間総販売販売数の計画は2450万台で据え置く方針。
ARPUもスマートフォンにより反転し、2013年上期に5,210円(前年同期5,130円)から80円上昇しています。
記事執筆:S-MAX編集部
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・説明会資料 | 企業情報 | NTTドコモ