NTTドコモの番号で海外滞在中でも国際ローミング料金を払わずに着信するために「転送でんわ」と「050 Plus」を活用してみる【ハウツー】
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しばらく海外に滞在することになるので、普段国内で使っているNTTドコモの携帯電話番号宛の着信を「転送でんわ」サービスを使ってIP電話(VoIP)サービス「050 Plus」の電話番号宛に転送することで、国際ローミングの料金を支払いせずに、日本のNTTドコモ宛の番号を050 Plusの番号で着信できるように設定してみた。
転送でんわを使って、自分のNTTドコモ宛の番号にあった着信を、050 Plusの番号宛に転送することで、相手側には特に変更などの通知をすることなく、自分のNTTドコモ宛の着信を050 Plusの番号で受けることが可能になるので、普段国内で使っているNTTドコモの番号を活かしつつ、高額な国際ローミングの通話料を支払う必要がなくなるのだ。
NTTドコモの転送でんわ(利用料無料)を使って、NTTドコモ宛の着信を050 Plusに転送する場合に発生する費用は、以下の通り。
発信元(相手):NTTドコモ宛の電話番号への発信に係る料金(通常通り)
発信先(自分):NTTドコモの電話番号から050 Plus宛に発信した料金の電話料金+050 Plusを利用する際に発生するインターネット通信料
発信元は、NTTドコモの番号宛に普段通りに発信するだけで、途中、転送する旨のガイダンスは流れるけれど、追加の手間とコスト負担なく、なおかつ着信側が負担するコストも海外ローミングを使った音声電話を使うのと比べて、通話料を大幅に安く抑えることが可能になる。
インターネット接続の速度が遅いエリアでの実用性はまだ不明だが、050 PlusのようなIP電話アプリケーションを利用する場合、それほど大量の通信が発生するわけではないので、回線速度がそれほど速くなくてもそこそこの品質で通話ができることに期待したい。
※現段階では検証が不十分なので“どこでも快適”とは言いにくい。
◯設定にあたり必要になるもの(NTTドコモの場合)
・050 Plusなど、着信用のIP電話の電話番号
・転送でんわへの申込
・NTTドコモの販売する携帯電話機
・転送を設定する電話番号を利用するSIMカード
NTTドコモの場合、転送でんわサービスの申込はMy docomoなどから行うことが可能なので、My docomoのID/パスワードがわかる場合、海外からでもインターネット経由で申込が可能。
続いて、転送する電話番号などの設定を電話機上から行う。今回は、普段国内で利用している「GALAXY S4 SC-04E」での設定したので、その方法を以下に紹介しておく。
案外便利なのは、電話を着信したスマートフォン側の着信履歴に、発信元の電話番号が正しく表示されることで、050 Plusを使ってリダイヤルする場合なども意外とストレスが少なさそう。
なお、台湾のプリペイドSIMを入れた状態のケータイからNTTドコモの電話番号宛に発信すると、050 Plusの着信履歴には、発信元である台湾のプリペイドSIMの番号が表示される。
転送元の番号(自分の番号)ではなく、発信元番号が反映されており、ここからリダイヤルなども行いやすいのは嬉しい。
今回は自分が普段使っているサービスの組み合わせとして、NTTドコモの転送でんわとIP電話サービスの050 Plusを設定してみたけれど、音声通話の転送サービスと電話番号が持てるIP電話サービスの組み合わせであれば、基本的にキャリアやサービスを問わないので、“日本のケータイ宛の通話を海外でも受け取る”を格安で実現するための方法としてご検討あれ。
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