ソフトバンク、端末代金を割賦支払いしたのにもかかわらず未入金扱いでCICなどの信用情報を6万3133件誤って登録!実際に1万6827件に影響――孫社長がようやくTwitterで謝罪
ソフトバンクが信用情報を6万3133件誤って登録!ネットワークで重大事故は起こしてなくても……。 |
ソフトバンクモバイルは1日、同社のシステム不具合によって2009年10月〜2013年8月の間に契約した個別信用購入あっせん契約/割賦購入契約について、分割支払金などを入金していたのにもかかわらず、未入金として信用情報機関(CICおよび日本信用情報機構)に登録してしまうという事象が発生していたとお知らせしています。
不具合は、システムのプログラムミスとのことで、誤って登録していた情報は6万3133件でこのうち実際に信用情報機関へ照会があった影響のあった件数が1万6827件。今年3月末に経済産業省に報告し、8〜9月に当該者にお詫びを連絡し、すでに誤情報も修正済みとしています。
誤登録期間中に、信用情報機関およびその提携個人信用情報機関(全国銀行個人信用情報センター)の加盟会員会社と、クレジット契約の申し込みなど信用情報を用いた取引をしていた場合には、その取引に影響が生じた可能性があるとしています。
ソフトバンクモバイルでは、影響が生じた可能性のある件数は、1万6827件としています。なお、現時点において、誤登録された情報は、すべて正しい信用情報へと修正されているとのこと。
また、本事象発生後には、経済産業省へ今年3月末に報告を行った一方、誤登録データの精査を社内で進め、影響があったかもしれないユーザーへのお詫びと連絡を今年8〜9月に個別に行ったということです。
その後、データを再精査したところさらに誤登録のデータ1045件が見つかったとし、これらの対象ユーザーにも10月1日にまずメールで連絡し、今後、順次お詫びを行う予定だとしています。
さらに、今回のシステム不具合によって誤って登録していた情報は6万3133件に及び、このうち実際にクレジットカードを作成しようとするなどによって信用情報機関へ照会があった件数が1万6827件で、それ以外の4万6306件はクレジットカードの作成ができないなどの影響が及ぶ可能性があったものの、誤情報が適用されていた期間中に信用情報機関への照会がなかったため、実際には影響が出なかったということです。
今後は、同様の誤りを起こさないように業務体制の見直しを含め、再発防止に努めていくということですが、この件に対し、個別に会見などを行う予定はないということです。
これらに対し、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は沈黙を守っていましたが、お知らせから5日経った10月6日深夜にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のTwitterを通じて謝罪を投稿。
Web上などでは、今年3月末に経済産業省へ報告していたということで、発覚はさらに前であることからおよそ半年以上公表せず、さらにお知らせの前日には「2013-2014冬春モデル新商品・新サービス発表会」を開催していたことから、発表会後にお知らせし、質疑応答などでの追求を逃れたのではないかとして、ソフトバンクおよびその代表者でもある孫社長に対し、不満が上がっていました。
ひとまず、Twitterで謝罪を投稿した形となりましたが、今後の対応にも注目が集まります。
先日、信用情報誤登記問題があった事を報告しました。当事者の皆様にはそれぞれお詫びのご連絡をさしあげておりますが、大変ご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。bit.ly/16Sb0iO
— 孫正義 (@masason) 11:06 PM - 6 Oct 13
記事執筆:S-MAX編集部
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