Qualcomm製チップで生まれ変わった!1.7GHzクアッドコアCPU「Snapdragon 600」を搭載した「ARROWS NX F-06E」の実力をベンチマークでチェック【レポート】
ARROWS NX N-06EのベンチマークをQuadrantやAnTuTuでチェック! |
NTTドコモ向けに6月7日(金)から発売が開始された5.2インチフルHD(1080×1920ドット)液晶やフルセグなどを搭載したウルトラハイスペックスマートフォン「ARROWS NX F-06E」(富士通製)。
従来は「ARROWSシリーズ」の中でもフラッグシップモデルとなる「ARROWS X」は、アプリケーションチップセットとしてNVIDIA製「Tegra3」を搭載し、発熱で動作が不安定になるなど、安定性に欠けていました。
一方、それらを解消するためなのか、本モデルより、ペットネーム(愛称)が「ARROWS NX」とこれまでのARROWS Xに「New」や「Next」といった頭文字「N」を付けたものになっており、同時に他のメーカーのスマートフォンの多くが採用しているQualcomm製アプリケーションチップセット「APQ8064T」に変更しています。
このチップセットには最大1.7GHz駆動のクアッドコアCPU「Snapdragon 600」が内蔵されており、熱問題などへの対策も進み、ARROWS NX F-06Eはより安定した動作になっています。
今回は、そんなARROWS NX F-06Eでベンチマークアプリを用いてそのパフォーマンスの実力を試してみましたので紹介していきたいと思います。
ベンチマークアプリは「Quadrant Standard Edtion」および「AnTuTu 安兎兎ベンチマーク」を利用して計測をおこなっています。それぞれ3回測定して、平均値を出しました。
機種 | Quadrant Standard Edtion | AnTuTu 安兎兎ベンチマーク | ||
---|---|---|---|---|
ARROWS X F-06E | 1回目:9598 | 平均 9498 | 1回目:22121 | 平均 20750 |
2回目:10023 | 2回目:19829 | |||
3回目:8872 | 3回目:20300 |
ARROWS NX F-06Eは、春モデル「ARROWS X F-02E」と同じ1.7GHzクアッドコアCPUを搭載していますが、F-02EのCPUがNVIDIA社製「Tegra3」であるのに対し、F-06EのCPUはQualcomm製「Snapdragon 600(APQ8064T)」を搭載しています。以前に紹介しましたARROWS X F-02Eのベンチマークについての記事と比較すると、かなりスコアが伸びているのが分かります。
一概にチップセットのせいとは言い切れませんが、旧モデルよりもパワーアップしているのがベンチマークからもわかります。
記事執筆:ちえ
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