フルメタルボディにUltraPixelカメラなど、試したくなるau向け4G LTE対応スマホ「HTC J One HTL22」を写真と動画でチェック【レポート】



HTC製コダワリのハイスペックスマートフォンを紹介!

既報の通り、KDDIおよび沖縄セルラーは20日、今夏以降に発売予定の新モデルなどを発表する「au 発表会 2013 Summer」を開催し、高速通信規格「LTE(FDD-LTE)」によるデータ通信サービス「4G LTE」に対応したHTC製Androidスマートフォン「HTC J One HTL22」(以下、HTL22)を2013年6月上旬以降に発売予定であると発表しました。

HTL22は新機能の「HTC Zoe」やアンプ内蔵のフロントステレオ外部スピーカーなど、他のキャリアスマートフォンにはない個性的な特徴の光る機種となっています。展示会場にて実機を試すことができましたので写真と動画で紹介します。

◯グローバルスマートフォン「HTC One」を日本向けにブラッシュアップしたハイスペック端末
HTL22は、HTCのフラグシップスマートフォンのグローバルモデル「HTC One」に、国内でニーズの高いおサイフケータイ(Felica)や赤外線通信などの日本市場向けの機能に加えて、さらに、外部メモリーとしてmicroSDカードスロットも追加したハイスペックスマートフォンです。

本体カラーは、ホワイトメタルとブラックメタルの2色を用意。ディスプレイは、約4.7インチフルHD(1080×1920ドット)のスーパーLCD3液晶を搭載しています。サイズは、大きさが約69(幅)×138(高さ)×10.5(厚さ)mmで、質量が約157g。

OSにはAndroid 4.1.2(開発コード名:Jelly Bean)を採用し、アプリケーションチップに1.7GHzクアッドコアCPU (Qualcomm製「APQ8064T」)を採用。通信チップセは同じQualcoom製「MDM9615」。本体メモリーは保存用(ROM)に32GB、作業用(RAM)に2GBを搭載しています。外部メモリーに最大64GBまでのmicroSD/microSDHC/microSDXCカードスロットを搭載し、バッテリー容量は2300mAhとなっています。

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HTC J one HTL22(左からブラックメタル・ホワイトメタル)


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本体正面と裏面

本体正面には上端と下端にアンプ内蔵のステレオスピーカー「HTC BoomSound」、照度センサー、近接センサー、約210万画素CMOSインカメラが配置されています。htcロゴの左右にはタッチキーが配置されており、それぞれホームキーと戻るキーがあります。

本体背面には赤外線通信端子やHTC Zoe対応の約400万画素CMOSアウトカメラ、フラッシュライト、画撮影時などに利用するマイクがあります。また、ベースとなったHTC Oneにはない部分として背面カバーを外してSIMカードとmicroSDカードスロットへアクセスできます。
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背面カバーを外したところ

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天面と底面

天面には3.5mmイヤフォンジャックと電源キーが、底面にはmicroUSB端子と通話用マイクがあります。

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右側面と左側面

右側面には音量上下キーがあり、左側面には前述の背面カバーを外すためのロックスイッチが配置されています。

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Androidのバージョンは4.1.2で、HTC独自ユーザーインターフェース(UI)の「HTC Sense」はバージョン5.0となっています。

モバイルデータ通信は3G(CDMA 1X)と4G LTEに対応し、海外ではGSM/GPRS、CDMA 1X、UMTS(W-CDMA)のデータ通信が可能となっています。その他、通信方式では、2.4および5GHzに対応したIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0、Felica、NFCに対応しています。


◯スマホのカメラの使い方が変わるかも!?「htc Zoe」
HTL22のアウトカメラは「HTC UltraPixel Camera」と呼ばれる、画素面積の大きい高感度センサーを搭載しており、非常に明るく自然な写真を撮ることができます。また、「HTC Zoe」(“ゾエ”と読みます)モードを撮影時にオンにすると、シャッターを押す1秒前~押した瞬間~3秒後の計4秒間で20枚の写真を一度に撮影ができます。これによってベストショットを選んで保存することが可能となっています。

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「htc Zoe」モードは画面中央やや下のアイコンでオンオフできる。

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Zoeモードで撮った写真はスライダーで写真を選ぶことができます。

その他にも、アンプ内蔵で音割れのない外部スピーカーやホーム画面上でauスマートパスやニュース・コンテンツ情報をタイムライン表示する「HTC BlinkFeed」といった新機能が搭載されています。


◯豊富な周辺機器
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HTC J One au+1 collection

au +1 collectionとして、HTL22と同時期に販売を予定している周辺機器群も展示されていました。USBバッテリーチャージャーの「HTC Battery Bar」やBluetoothで接続して利用する専用の電話機型ヘッドセットの「HTC J One Mini」に本体カバーなどが発売予定となっています。

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HTC J One Mini(予価9,800円)


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専用のカバー


それでは、最後に実際に操作している動画を用意いたしましたのでご覧ください。

S-MAX:HTC製「HTC J One HTL22」ファーストインプレッション


S-MAX:HTC製「HTC J One HTL22」の「スマイルレタッチ」機能のデモンストレーション


S-MAX:HTC製「HTC J One HTL22」の「オブジェクト消去」「連続写真」機能のデモンストレーション


◯主な仕様
基本スペック
商品名HTC J One HTL22
OSAndroid 4.1
メーカーHTC Corporation
ディスプレイ約4.7インチ Super LCD3 FHD
重量約157g
カメラメインカメラ: 約400万画素/CMOS
サブカメラ: 約210万画素/CMOS
電池容量2,300mAh
サイズ約69 (W) ×138 (H) ×10.5 (D) mm
メモリ約32GB (ROM) /約 2GB (RAM)
連続通話/待受時間通話時間: 約820分
待受時間: 約450時間 (3G) 約370時間 (LTE)
カラーホワイトメタル、ブラックメタル
外部メモリmicroSDXC (最大64GBまで)

対応サービス・機能
Eメール(@ezweb.ne.jp)
Bluetooth(ver4.0)
グローバルパスポート
SMS
Wi-Fi (IEEE 802.11 a/b/g/n)
ワンセグ
テザリング(最大接続数8台)
auスマートパス
おサイフケータイ
4G LTE
受信時最大速度100Mbps
NFC
WIN HIGH SPEED
赤外線通信
安心アクセス for Android
※今回試した展示機は発売前のバージョンであり製品版では仕様が変更になる場合があります。

記事執筆:河童丸


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
HTC J One HTL22│スマートフォン│au
HTC
KDDI、au向け「2013年夏モデル 新商品・新サービス 発表会」を開催!Androidスマートフォン4機種を発表で4G LTEは下り100Mbpsに高速化へ

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