kindle fire HD 8.9登場! 自宅使いのタブレットに求める条件について考えてみた


昨日、Amazonから同社の電子ブックリーダーであるkindleシリーズに、ディスプレイのサイズが8.9インチで、解像度が1920×1200ドットの「kindle fire HD 8.9」の登場がアナウンスされ予約が始まった。もちろん編集部でも予約したので到着次第、開封レポをお届けできればと思っている。

このkindle fire HD 8.9について編集部内で話していたら「家庭内で利用するタブレットで外出には持っていかないサイズはどのくらいか?」という話になった。たとえばモバイル利用を重視するなら、片手でしっかりホールドできて落とす危険性の低いサイズに収まっているかどうかが分かれ目になる。

タブレットの場合、本体サイズがほぼディスプレイサイズになるのでスマホから10インチタブレットまでの間で、どこまでがモバイル向けかというと一般的なスマホの画面サイズは5インチ、GALAXY Note?は5.3インチ、Nexus 7が7インチ、GALAXY Tabが7.7インチ、iPad miniが7.9インチ、GALAXY Note 8.0が8インチ、そしてkindle fire HD 8.9が8.9インチ、iPadが9.7インチ、Nexus 10が10インチとなっている。

タテ表示時での幅は164mmなので片手でホールドは厳しい


ここで先述したように本体をしっかりホールドできるサイズが男性であれば8.0インチまで、女性であれば7インチまで。となるとiPad mini以降のサイズは、モバイル利用より自宅での利用が多くなる。新しいkindle fire HD 8.9は、自宅で使うのにちょうどよいサイズということになる。

iPad miniの画面サイズは7.9インチでも画面解像度が1024×768ドットだ。さらにiPadのRetinaディスプレイは2048×1536と高解像度が自慢だが、本体価格が最低でも4万円台(42,800円から)と高い。対してkindle fire HD 8.9は8.9インチとフルHD(1080p)以上の解像度1920×1200ドット表示が可能でiPadと比較しても安価(16GBモデルで24,800円、32GBモデルで29,800円)だ。

iPadのRetinaディスプレイを超える2560×1600ドットの高解像度を誇るNexus 10は16GBモデルが36,800円、32GBモデルが44,800円と、スペックの違いに対しての価格差が大きい。もちろん予算に余裕があるのであれば、高価なNexus 10やiPadを購入すればいいが現状で家庭内で利用するタブレットとしてはディスプレイサイズと価格のバランスが取れているのはkindle fire HD 8.9だろう。

Google Playが利用できないという指摘はあるだろうがWebの閲覧ができてamazon appsでたいていのアプリがそろう現状では、Google Playが利用できない点は、あまり弱点にはならないだろう。

■kindle fire HD 8.9おもな仕様
・ディスプレイ:8.9インチ、10点マルチタッチIPS液晶
・解像度:1920×1200、254ppi、偏光フィルター
・サイズ:240mm(縦)×164mm(幅)×8.8(厚さ)mm
・重量:567g
・ストレージ容量:16GB(使用可能領域約12.7GB)または32GB(使用可能領域約27.1GB)
・バッテリー:10時間以上連続使用可能
・充電時間:Kindle PowerFast充電器で約5時間、マイクロUSBケーブル経由で約14時間
・Wi-Fi接続:Wi-Fi(MIMO)IEEE802.11a/b/g/n
・入出力:データ接続兼充電用microUSBポート(USB2..0)、映像出力用microHDMI
・オーディオ:3.5mmステレオジャック、
・スピーカー:ステレオスピーカー
・センサー:環境光センサー、アクセロメータ、ジャイロスコープ
・位置情報サービス:Wi-Fi経由の位置情報サービス
・その他の機能:外部音量コントロール、フロントHDカメラ、マイク内蔵、A2DPステレオヘッドホン、ヘッドセット、Bluetooth
・保証とサービス:1年限定保証付き。国内の場合、オプションで別売の延長保証
・同梱内容:本体、USB充電ケーブル、スタートガイド(電源アダプタ別売)
・価格:24,800円(16GBモデル)、29,800円(32GBモデル)



kindle fire HD 8.9
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Kindle Fire HD 8.9 32GB
Kindle Fire HD 8.9 32GB [エレクトロニクス]

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