NVIDIA、LTEモデムを内蔵したモバイル向けプロセッサの新モデル「Tegra 4i」を発表
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NVIDIAは19日(現地時間)、モバイル向けプロセッサの新モデル「Tegra 4i」を発表しています。搭載製品の出荷は今年の年末から2014年の第1四半期になると予想されています。日本でも2014年春モデルから搭載製品が登場するかもしれません。
Tegra 4iはこれまでコードネーム“Grey”で呼ばれたきたもので、先月発表されたTegra 4にLTEモデムを内蔵し、一部仕様を変更したモデルです。
Tegra 4は主にハイエンドスマートフォンとタブレット向けとなり、対してTegra 4iは少し価格を落としたメインストリーム市場向けのスマートフォンで採用されるモデルとなります。
モデムチップは、NVIDIAが2010年に買収したIceraの技術に基づいて開発された「i500」を採用します。LTE、HSPA+、TD-HSPA、GSM/GPRS/EDGEに対応します。
CPUはプロセスルール28nm、最高クロック2.3GHzのクアッドコア。省電力のための隠しコアを備えた「4+1コア」構成はこれまでと変わらず。
しかしながら、Tegra 4ではCortex-A15を採用していますが、Tegra 4iではCortex-A9の改良版となる「Cortex-A9 R4」と呼ばれるコアが採用されています。
また、GPUはTegra 4の72コアに対し、Tegra 4iでは60コアとなっているほか、メモリーはLPDDR3 2GB、LCDサポート解像度は1,920×1,200ドット、HDMI出力は1080pと、全体的にTegra 4よりも低く抑えられたスペックとなっています。
一方、ダイサイズはTegra 4の80平方mm前後に対して60平方mm前後と小さく、モデムの機能を統合していながらダイサイズは小さく抑えられています。モデムの統合もあわあせ、製造コストの低下に寄与すると考えられます。
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