スタジオ系ミュージックアプリTable Topの新モジュール「RS4000」を試してみた【iPadアプリ】
シンセサイザーデバイスを追加して音作りをしよう! |
前回のX0X DRUM DERANGERに引き続き今回も「Table Top」のデバイスを紹介する。
今ではポリフォニックシンセサイザーという言葉にありがたみを特に感じることはないが、Table Topデバイスの中で唯一音作りのできるデバイスとなるポリフォニックシンセサイザー「RS4000」をみてみよう。
■RS4000はどんなアプリ
RS4000は、Tablre Topのアプリ内課金で¥850で購入できるシンセサイザーアプリだ。音源部分は一般的な減算方式のシンセサイザーとなっておりその構成は、2オシレータ、エンベロープジェネレーター付きのフィルター、1LFOだ。
オシレーターA・Bによる2オシレーターだが、オシレーターBはピッチを設定することが出来ない。やや弱いがリングモジュレーションのような変調を掛けることが可能となっている。
デバイスの、モジュレーションホイールの替わりにキーボードの上に配置された横長のリボンコントローラーがある。コントローラーの上に配置されたモジュレーションパラメーターですぐ設定を変更できるようになっている。
アプリ内課金で¥850だ。
アウトプットは1系統。
オーソドックスなルックスのパネル。オシレーターBはサブオシレーター的な扱い。
■RS4000はどうなの?
Table Topの中核となるであろうシンセサイザーデバイス「RS4000」だが、音に厚みがなく線が細いのが残念。フィルターを含め強烈に変調が掛かるわけでもなく、サウンドのキャラクターはKORGのPOLY800に近いイメージ。
約半額で買える「Sunrizer Synth」の出来が良すぎるのもあるが、音のキャラクターの改善、オシレーターの種類の増加、オシレーターBの設定の幅を広げるなど改善点の余地がまだまだある。
ポジティブに考えるならシンプルな音源の分、エフェクターを含めた音色の作り込みの余地があるシンセサイザーであるともいえる。Table Top内で音作りを含めた楽曲制作ができるのは便利だと思う。
公式ブログによると、AKAIのMPCコントローラーとiPadの合体したMPC FlyはどうやらTable Topのデバイスとなるようなので、こちらにも期待。
記事執筆:mi2_303
アプリ名:Tabletop
価格:¥850
カテゴリ:ミュージック
開発者:Retronyms
バージョン:1.3
条件:iPad 互換iOS 4.2 以降が必要
iTunes Store:http://itunes.apple.com/jp/app/tabletop/id436080882?mt=8
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