“裏の世界”を映画化、日本にもCIAが存在していた？
誰も手をつけられなかった“裏の世界”を、『ハゲタカ』のスタッフと『相棒』の脚本家がタッグを組み映画化した『外事警察 その男に騙されるな』（6月2日公開）の新予告映像とポスターが公開された。
本作は、2009年にNHK土曜ドラマ枠で放送されていた「外事警察」を映画化したもの。ある日、朝鮮半島から濃縮ウランが流出したという情報が入る。同時期に軍事機密データも消え、日本での核テロの可能性が高まった。“公安の魔物”と恐れられる住本ら外事四課は、日本に潜伏する工作員らしき男に目をつけ、妻の果織を協力者という名のスパイにさせようとする。住本は、徹底的な調査により果織の弱みを握り、精神的な揺さぶりをかけ、感情をコントロール。ついに果織はスパイになることを決断する。夫を裏切る罪悪感を抱きながら、深夜のオフィスへと忍び込む。一方、韓国諜報機関NISも日本に送り込んだ潜入捜査官に極秘指令を出し、外事警察、NIS、テロリスト、協力者の中で交錯するそれぞれの思惑による騙し合いが始まる。住本は、核テロを阻止するために、想像を絶する最終手段に出た。
今回、公開された予告映像がこちら。
主人公の住本を演じるのは、渡部篤郎。協力者となる果織を真木よう子が演じる。テレビドラマ版キャストの尾野真千子。遠藤憲一、余貴美子、石橋凌に加え、韓国の俳優キム・ガンウ、田中泯らが出演する。
タイトルにもなっている“外事警察”とは、日本版CIAともいわれる、国際テロを未然に防ぐための組織。警視庁公安部外事課という、実在する国際テロ捜査専門の諜報部隊をこの映画では描いている。警察関係者はもちろん、政財界、防衛、貿易関係者、また原子力分野の研究者まで、危険な取材を徹底的に重ね、リアリティを極限まで追求している。
国家機密を扱う外事警察は、情報流出を防ぐため、捜査員の諜報活動は徹底的に秘匿され、家族にすら身分を明かすことが許されない。彼らは、国家の安全、国益を守るためなら手段を得ばず、民間人を操り、スパイとして利用することも。私たちの知る常識では予測不可能な展開と騙し合いの連続に、1秒も気を抜くことはできないだろう。
この映像とポスターは、3月24日より全国劇場で上映、配布されている。また、同日より発売された特典付き前売券には、本作の特別文書入りクリアファイルが付いてくる。一部劇場を除く、全国公開劇場で販売している。数量に限りがあるので早めの購入をおすすめする。
映画『外事警察』は、6月2日（土）より全国公開。
・映画『外事警察 その男に騙されるな』 - 公式サイト
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