ブラックマジックデザイン、HyperDeck SSD レコーダーに タイムコード、DNxHD QuickTime サポートを追加【ビデオSALON】


ブラックマジックデザインはHyperDeck 2.5 パブリックベータ版をリリースした。今回のソフトウェアアップデートでは、エンベッドタイムコードのサポート、QuickTime へのDNxHD 収録、SDI カメラによるHyperDeck SSD レコーダーへの収録開始機能が追加される。

HyperDeck 2.5 パブリックベータ版(Mac OSX/Windows 対応)は同社Webサイトより無償でダウンロード可能。今回のアップデートはBlackmagic Design SSD レコーダーのHyperDeck Shuttle 2 ならびにHyperDeck Studio の両モデルに対応している。HyperDeck 2.5 ソフトウェアアップデートは、HyperDeck Shuttle ならびにHyperDeckStudio に、タイムコード機能を追加する。HD-SDI ビデオ信号の補助データスペースにエンベッドされているタイムコード情報は、HyperDeck の非圧縮/Avid DNxHD 圧縮ビデオファイルに書き込まれる。ユーザーは、標準RP-188HD プロトコルに基づいて、入力ビデオストリームのタイムコードを保存することができ、収録したファイルにオリジナルのタイムコード情報を付けて再生することが可能だ。

HyperDeck Shuttle ならびにHyperDeckStudio は、Avid DNxHD 収録・再生に対応しており、Avid から完全な認定を受けている。HyperDeck 2.5 ソフトウェアは、DNxHD MXF フォーマットファイルに加えて、DNxHD QuickTime の収録・再生オプションを追加する。DNxHD ファイルをQuickTime フォーマットでラッピングすることにより、Avid の業界標準ファイルのエンコードをより幅広いソフトウェアと使用したり、特定のワークフローに対応したりできる。

また、HyperDeck Shuttle への収録が、カメラやその他のHD-SDI ビデオ機器により自動的に開始できるようになる。プロ仕様のカメラの多くは収録の開始/停止フラグをSDI ビデオ出力にエンベッドしているが、HyperDeck Shuttle はこれらのコマンドを認識し、カメラと同期して収録を開始/停止できる。この機能によってカメラとディスクレコーダーでそれぞれ収録機能を起動させなくてもHyperDeck Shuttle に収録できるようになる。

標準的な方法では開始/停止フラグを出力しないカメラもあるため、今回のアップデートにはタイムコード収録開始機能も搭載されている。つまり、 RP-188 HD タイムコードに対応しているあらゆるカメラやデバイスを使ってHyperDeck Shuttle の収録を開始・停止できるのである。HyperDeck はRP-188 HD タイムコードを確認し、タイムコードが動き出すと瞬時に収録を開始する。この機能によりARRI ALEXA などのプロフェッショナル仕様のカメラやデバイスでも、自動的にHyperDeck Shuttle を開始でき、タイムコードが同期した非圧縮/DNxHD ファイルを収録できる。


HyperDeck 2.5 パブリックベータ版の無償ダウンロードはブラックマジックデザインサポートページから。
http://www.blackmagic-design.com/support




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