小栗旬がゾンビ映画を手掛ける? 必見の予告映像が公開 


 第24回東京国際映画祭で審査員特別賞、第8回ドバイ国際映画祭で最優秀男優賞、脚本賞、編集賞の3冠を受賞するなど、日本だけでなく世界からも注目が集まる映画『キツツキと雨』が2月11日(土)に公開する。今回、役所広司、小栗旬、沖田監督のコメント付き予告映像が公開された。

 本作は、『南極料理人』の沖田修一監督の最新作。妻に先立たれた木こりの克彦(役所広司)は、息子と二人暮しをしている。ある日、克彦の住む村にゾンビ映画の撮影隊が現れる。迷惑も顧みず、我が物顔で村人を巻き込んでいく撮影隊に、村の人々は戸惑っていた。ひょんなことから無理やり手伝わされる羽目になった克彦は、次第に映画の面白さに引き込まれていく。一方、持ち前の気の弱さで現場をまとめきれずにパニック寸前の新人監督・幸一(小栗旬)は、克彦と接することで成長していく。2人の交流は、村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していく。

 今回、公開された予告映像がこちら。


 これは、小栗旬演じる新人監督の幸一が手掛けた映画『UTOPIA〜ゾンビ大戦争〜』。その内容とは、あることがきっかけでアメリカ合衆国が消滅、その5年後には国連が「世界ゾンビ宣言」を採択して消滅し、203X年の日本では、ゾンビたちと残された人類の生き残りをかけた壮絶な戦争が繰り広げられる、というもの。麻生珠恵(臼田あさ美)、ゴマ満春(平田満)、羽場敬ニ郎(山崎努)が出演し、克彦ら村人の協力を得ながら撮影された。

 意外にも初共演となる役所と小栗による本作は、「きっと明日は絶対良いことがあるぞ!」と元気が湧いてくる作品に仕上がっている。克彦と幸一の関係が変化していく様子に注目してほしい。

 映画『キツツキと雨』は、2月11日(土)より、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー。

映画『キツツキと雨』 - 作品情報

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