クラウドと電化製品の連携は? 家電見本市CES 2012が始まる【デジ通】
また、これとは別に大きな発表会を行う会社もあり、今回はAcerがUltrabookなど今後発売する製品をいくつか公表した。本格的に展示会が始まる2日前から実質的にCES 2012は始まったとみていいだろう。
■クラウドとの連携はどうなる
CESでは、どのカテゴリーに各社が注力しているかが注目で、それによって今年はどうなるかがわかる。今回は具体的にこれというのが無いようだが、現時点ではネットワーク関係と各種製品との連携が注目だろう。具体的に言えばスマートTVなど、各種のクラウドサービスと電化製品がどう連携するのかという点だ。
レノボがCES Unveiledで公開したように、Smart TVは各社多数出展してくるだろう。そもそもSmart TVをどのように考えているのか、それぞれの定義、どのようなサービスのどんな動画が楽しめるのか、その動画とインターネットの各種サービスははどのように連携し、使い勝手も悪くないのかなど、2012年1月の段階で各社がどのようにデモを行うか注目しよう。
■Ultrabookに加え新機軸のノートパソコンも
それ以外では、AcerやレノボのUltrabookなど、2011年末に登場したノートパソコンの新カテゴリについても新製品が発表された。これらの製品の発売は2012年第二四半期(4月から6月)が多くすぐに発売するわけでは無い。
また、レノボのThinkPad X1 Hybridのように通常のWindowsをスリープさせて、その間より低消費電力のAndroidベースのOSを利用できる新機軸のノートパソコンも公開している。OSの切り替えは数秒で完了するが、ソフトウェアも含めた使い勝手がよければなかなか面白い試みだろう。
■iPhoneとiPadのエコシステムが拡大
Windowsが普及した際、関連のソフトや周辺機器などが多数登場し業界全体が活性化したが、現在それと同様なことがiPhoneやiPadでおきている。
iPhoneとAndroidは市場でうまく競争し合っているようだが、ほぼ同じ筐体のiPhoneシリーズは周辺機器を出すには魅力的な市場なのか、iPhoneやiPad関連の周辺機器は多いし、これらを使用したデモが今回のCES Unveiledで非常に目立つ。タブレットはiPadの独占と言ってもいいくらいだ。
もちろんこの傾向は2012年に始まったわけではないし、Android関連機器もいくつかあるが、いわゆるガラパゴス市場向けの周辺機器はこのような場所には出てこない。グローバルに展開している製品類との差は広がるばかりだ。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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