【Shine! Vol.05】いろんな人と出会う仕事だからこそ、どんなときでも誠実でありたい(株式会社adingo 深山美希子さん)
――まずはじめに、深山さんが手がけるお仕事について教えてください。
深山さん:ちょっと説明が難しいんですけど、弊社では、インターネットメディアの収益化をサポーター的に支援する『サプライサイドプラットフォーム』という事業を展開していまして、私はそこでのPRやブランディングを主に担当しています。――サ、サプライサイド……?
深山さん:プラットフォームです(苦笑)。簡単に言うと、Yahoo!さんやGoogleさんのようなアドネットワークから広告を仕入れて、それを提携しているウェブサイトさんに、よりマッチした収益性の高いものに最適化して配信するシステムのこと。イメージとしては広告代理店と同じような感じではあるんですけど、ウェブサイトの立場に寄っているというところがポイントです。――一度聞いただけで理解するのは、なかなか難しそうですね。
深山さん:そうですよね。なので、私のいちばんの仕事は、いまみたいに第三者が聞くと「えっ!? なに?」ってなってしまうような難解な横文字を、いかに分かりやすく説明していくかっていう、そこに尽きるかもしれません(笑)出版社の編集者から、IT業界に。「紙媒体にはないスピード感が魅力」と語る深山さん。
「道が開けた」出版からITへの転職
――なんでも、深山さんは元々出版業界にいらしたとか?
深山さん:そうなんです。大学のときから編集者になりたくて、在学中にバイトをしていた出版社にそのまま入社。コスメやファッション、ダイエットなんかの女性向けムックを作ってました。――そこでまた、なぜIT業界へ移ろうと?
深山さん:2社目もまた、女性向けの月刊誌を発行している出版社だったんですけど、そこで情報サイトの営業と編集を担当することになりまして。そのとき、Webの世界に広がりを感じて、「これからは紙にこだわる必要もないのかな」と。紙媒体だとあんまり分からなかったユーザーの反応が、Webならダイレクトに返ってくる。そのスピード感に「道が開けた」って感じがしたんです。もしあそこでWebにふれていなかったら、転職したとしても、きっといまの会社を選ぶことはなかったですからね。――実際、adingoを選んでみて働き心地はどうですか?
深山さん:出版社と比べて決定までのスピードが圧倒的に早いし、裁量権も大きいので、やりがいはありますね。基本的になんでも「とりあえず、やってみたら?」っていうスタンスなので、いろんなことにチャレンジできますし。――やはり出版業界にいたころとはスタンスも変わりました?
深山さん:以前の会社にいたころは、働いている人の価値観が似ていたので、その世界だけを広げていけば、それでよかったんですけど、一歩外に出てみたら、それでは通用しない。いろんな人と働くようになって、たくさんのことを知っておかなきゃいけないなっていう危機感は高まりましたね。落成したばかりの社内図書館『OASIS』にて。蔵書は専門書からマンガまで様々なジャンルを網羅。
<イチオシ商品>
adingoが独自開発した、インターネットメディア向けの広告配信システム「Fluct(フラクト)」。インターネットメディアの各広告枠に、収益性のより高い広告を配信することで、収益拡大を支援しています。複数の広告を一元管理できるため運用コストが削減されるとともに、これまで1000サイト以上の収益化を手がけてきたadingoのコンサルタントによるサポートで収益最大化を実現します。PC、モバイル、スマートフォンに対応。・「Fluct」公式サイト
何事も“即断即決”ができるのが魅力
――そもそも、現在の部署には自分から希望されて?
深山さん:このadingoで働くようになって1年ぐらい経ったときに、会社の知名度をもっと上げていこうってことで、PRの専門部署を立ちあげることになりまして。そのときにたまたま、社長のほうから「やらないか」って声をかけてもらって異動したって感じですね。――お話をうかがうかぎり、とても会社自体の風通しがとてもよさそうですね。
深山さん:直属の上司が、本部長を兼任している社長なんで、なんでも早いですね。たとえば「Facebookでこういうことをやってみようか」とか、「こういうイベントがあるから出展してみようか」とか、そういったことがすぐに即決で行動に移せるので、そこはスゴくいいところだと思います。――ちなみに、働くうえでの「自分ルール」みたいなものはありますか?
深山さん:すべての人にどんなときでも誠実であること、ですかね。私の仕事は、デザイナーのようにひとりで表現したり、エンジニアのようになにかを開発したり、営業のように自分で受注を取ってこれるわけじゃない。会社の内外を問わず、いろんな人と一緒にやっていかなきゃいけない立場だからこそ、相手に対してはつねに誠実な対応ができるよう、ふだんから意識して動くようにはしています。カッコよすぎるフリースペース『AJITO』にて。終業後は、ここで同僚たちとお酒を飲むことも。
<3つのアイテム>
必須アイテムは、本連載でもすでにおなじみの『モレスキン』社製のノートと、キラキラのケースでデコレーションされたAppleの『iPhone』。それに『Lollia』社製のハンドクリームの3つ。なかでも、「無類のにおいフェチ」を自認する深山さんにとっては、「香りが好み」というクリームは必需品。気分転換に「香りだけを楽しむ」こともあるほどお気に入りな逸品だ。出会いのきっかけはやっぱり『AJITO』!?
――ところで、聞いたところによると深山さんは社内でご結婚をされたとか。
深山さん:そうなんですよ。ちょうど半年くらいになります……。――めちゃくちゃ新婚じゃないですか! きっかけはやはり『AJITO』で親睦を深めてって感じですか!?
深山さん:「実はそうなんです」とか言えたら、インタビュー的にもおもしろいんでしょうけど、実際はそうでもないですね(笑)。夫も同じadingoの同僚なので。――だとしたら、家でも仕事の話になったり、切りかえが難しくないですか?
深山さん:『AJITO』でお酒が飲めたり、グループ全体がわりと和気あいあいとした自由な文化ではあるんですけど、私自身は仕事をパキッとやったら、サッと帰るタイプなので、そこは大丈夫ですね。仕事の話は家でも多少はしますけど、気になるほどでもないですし。――ふだんのリフレッシュにはどんなことを?
深山さん:夫や友達と出かけたり、高校のときからやっている趣味のテニスをしたり。あとは社内でアロマやフラワーアレンジメントのサークルにも入っているので、ときどきハーブティとかボディークリームを作ったりもしています。いつかはゴルフなんかもできるようになれたらいいなとは思ってますけどね。オフィスの入るビルのまえで。「仕事が終われば切りかえは自然とできる」と話す深山さん。
いつかは女性向けのサービスも作りたい
――では、最後に一緒に働きたいと思う人物像を教えてください。
深山さん:これは『VOYAGE GROUP』のグループ全体に言えることだと思うんですけど、やっぱりただ待ってたりする人は求められていないので、なにが必要かを考えて自分で物事を進められる人。それと、いろんな人と関わらなきゃいけない仕事なので、コミュニケーション能力の高い人。この2つは必須だと思います。――深山さん自身は、将来的にはどうしていこうと?
深山さん:いまはPRやマーケティングをしっかりやりたいと思ってます。それから、いつかはサービスを作る仕事に戻りたいなとも思っているんで、それまでにしっかり自分に強みをつけていきたいな、と。そのうえで、これまでの経験を活かして女性向けのサービスなんかがやっていけたらいいなと思います。――本日はありがとうございました!
訪れるのが楽しみになるスタイリッシュなオフィスと同じく、なんとなくまた会ってみたくなる。そんなフランクな人当たりのよさを感じさせてくれた深山さん。他に類を見ないオープンでユニークな社風が、今後も彼女をイキイキと輝かせるであろうことは、むろん言うまでもないだろう。
<プロファイル>
●Shine!ナンバー:005●名前:深山 美希子(ふかやま みきこ)
●会社名:株式会社adingo
●所属部署:マーケティング本部 PRグループ
●特徴:負けん気が強い(同期談)。
●得意技:整理整頓はわりと得意かな。
●弱点:頼まれると「No」と言えない。
・[連載記事企画] Shine! バックナンバー
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