ID・ポイント連携を実現!ヤフーとクレディセゾンが提携


ヤフーとクレディセゾンは2011年11月1日、両社のユーザーの利便性向上を目的とした業務提携を締結し、2011年11 月より順次さまざまな施策を開始した。

Yahoo! JAPANは、5,230万人の利用者を誇る日本最大級のインターネット企業として、人々の「生活と人生のインフラ(基盤)」=「LIFE ENGINE(ライフエンジン)」となるべく、現在130以上のサービスを展開している。

「Yahoo!オークション」や「Yahoo!ショッピング」などEコマース事業にも力を入れている中、2011年6月1日には日本最大級のジオサービスとなる「Yahoo!ロコ」を公開し、同社が展開していた地点情報を有するサービス群を統合したことで地域生活圏情報をますます充実させるとともに、O2Oの活性化を担うという新しい取り組みにも注力している。

一方、クレディセゾンは、グループで3,580 万人のカード会員を有する日本最大規模のクレジットカード会社だ。百貨店、スーパー、専門店等の日本有数の小売業との提携を積極的に展開しており、全国の提携先店舗内に138ヶ所のセゾンカウンターを設置、ユーザーに直接サービスを提供している。

また、クレディセゾンのポイントプログラム「永久不滅ポイント」は業界で唯一有効期限がないポイントプログラムで、現在約682 億円のポイント残高を保有している。カード会員にはポイントをお得に貯めて有効に活用できるよう、日々新しいサービスをご提供し続けている。

上述の通り、ネットとリアルというそれぞれのフィールドにおいて強固な基盤を持つ両社が、各社の強みを最大限にいかして新しいサービスを展開することは、両社の顧客に大きな付加価値を提案でき、結果的にEコマースやリアルの消費拡大に繋がるものと考え、この度業務提携を実現する運びとなったのだ。

1. ID・ポイント連携の実現
セゾンカード・UCカード会員専用WEB サービス「ネットアンサー・アットユーネット」のIDとYahoo! JAPAN IDの連携を2012年1月より行う。

これにより、セゾンカード・UC カード会員は、クレディセゾンの「Yahoo!ポイント クラブ」へ登録することで、以下のサービスを利用できる。

(1)クレディセゾンの「永久不滅ポイント」から「Yahoo!ポイント」への自動交換
本サービスを希望し、登録したユーザーは、「永久不滅ポイント」から「Yahoo!ポイント」への自動交換が可能になる。セゾンカード・UC カードを利用して貯めたポイントはYahoo! JAPAN 内の様々なサービスで利用できる。

(2)セゾンカード・UC カードの利用額がYahoo! JAPAN の「スタークラブ」ランクの設定対象に
Yahoo! JAPAN 内のサービス利用に応じて特典を付与する優良顧客向けプログラム「スタークラブ」において、セゾンカード・UC カードのご請求金額(Yahoo! JAPAN のサービス以外での請求金額含む)を、ランクを設定する際の金額として加算する。

これにより、ユーザーにとって「スタークラブ」のランクアップが容易になり、Yahoo! JAPAN が提供するサービスでの優待や特典が大幅に受けやすくなるなどのメリットがある。

(3)「Yahoo!ウォレット」への自動登録
「ネットアンサー・アットユーネット」の登録情報をもとに、Yahoo! JAPAN が提供する「Yahoo!ウォレット」へ情報が自動的に登録されるため、登録情報を再度入力する手間が省略される。

また、「Yahoo!ウォレット」の通常使うお支払い方法として、セゾンカードが自動登録される。
なお、本サービスのスタートキャンペーンとして「5 のつく日にYahoo!ショッピングを利用するとYahoo!ポイントが5 倍貯まる」キャンペーンを行う(2011/11/15・25、2011/12/5・15・25)。

2.日本最大級のジオサービス「Yahoo!ロコ」を活用した連携 2012年1月より開始
「Yahoo!ロコ」へのクレディセゾン提携先優待・割引情報の掲載促進

西友、パルコ、良品計画、ヤマダ電機など、クレディセゾン提携企業店舗の割引、優待等の特典情報(クレジットカード利用での割引等)の「Yahoo!ロコ」への掲載を促進していく。

各店舗は、日本最大級のジオサービスである「Yahoo!ロコ」に情報が掲載されることで集客力向上につながるほか、「Yahoo!ロコ」が提供する「プッシュ」「スタンプ」機能などのオンライン販促ツールを活用することにより、自社のキャンペーンやクレディセゾンが個別店舗と行う共同プロモーションの情報発信など、ユーザーに対して積極的な販促活動を展開することが可能だ。

3.将来構想
今後、以下の取り組みを検討している。
(1)セゾンカウンター活用によるネットとリアルの相互送客サービスの開発
全国138 か所のクレディセゾンのカウンターを活用し、「Yahoo!ロコ」を起点とした店舗への送客に加え、リアルからオンラインへの送客(オフラインto オンライン)にも取り組んでいく。

「Yahoo!ロコ」で得た特典をセゾンカウンターで提供するほか、セゾンカウンターでは、「Yahoo!ロコ」キャンペーンの紹介およびYahoo!プレミアム会員の登録促進など、Yahoo! JAPANのさまざまなサービスのアピールを行うことを検討する。

(2)両社共同での、地域・生活圏に対する送客支援
両社は、地域・生活圏単位で、最適な情報提供を検討いたします。クレディセゾンが同一地域内の加盟店様と行う「池袋東口フェスタ」などの送客プロモーションに「Yahoo!ロコ」を加えることで、情報発信力を強化する。

Yahoo! JAPANとクレディセゾンが業務提携(PDF)
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