バッテリー交換が自分でできない?ラウンドガラス採用スマホ「Vision SoftBank 007HW」の外観をチェック【レビュー】



ラウンド形状が美しくて持ちやすい!

ソフトバンクモバイルから9月16日に発売開始されたAndroidスマートフォン「Vision SoftBank 007HW」(ファーウェイ製)。

プラットフォームには、Android 2.3(開発コード名:Gingerbread)を採用し、Qualcomm MSM8255 Snapdragon 1GHz CPUや500万画素カメラを搭載した標準的な仕様のスマートフォンで、ディスプレイに3.7インチWVGA(800×480ドット)TFT液晶を採用したコンパクトなモデルになっています。

海外メーカーのグローバルモデルがベースになっているため、国内で需要の高いワンセグやおサイフケータイ、赤外線には対応していませんが、緊急地震速報には対応していますし、ホーム画面などをカスタマイズできる「きせかえLab.」に対応しているので、簡単にユーザーインターフェイスをまるごとカスタマイズすることができます。

今回は、そんなVision SoftBank 007HWの外観を中心にハードウェアについてレビューしていきたいと思います。

■ ラウンドガラス採用のコンパクトボディ
Vision SoftBank 007HWの最大の特徴は、ディスプレイに特殊加工技術によって作られたラウンドガラスを採用し、ボディにはアルミニウムを使用し軽量化と強度化を実現した薄さ約11mm、重さ122gの小型軽量ボディのスタイリッシュなモデルになっているというところでしょう。

サイズは、大きさが約60×119×11mm(突起部除く)、質量が約122gとなっています。実際に持ってみると、そのラウンドガラスによる曲面と、アルミニウムによる軽量ボディで、非常に手にフィットして持ちやすい感じがします。

ボディーカラーは、写真のビビッドピンクのほか、シックなオービタルブラックが用意されています。

ディスプレイの上部には、有効30万画素CMOSインカメラや受話口、照度センサー、近接センサーがあり、下部には、メニューキーやホームキー、バックキー、サーチキーが配置されています。
正面
本体正面


本体背面には、上部にカメラ用フラッシュライトや500万画素CMOSカメラ、モノラルスピーカーが配置されています。
背面
本体背面


左側面には、音量キーのみが配置されています。
左側面
本体左側面


右側面には、キー配置はないフラットな状態になっています。通信機能としては、3GがW-CDMA(1.5GHz/2GHz)およびGSM方式(900/1800/1900MHz)、無線LANがWi-Fi(802.11b/g/n/)、Bluetoothが2.1+EDRに対応しています。3Gハイスピードに対応していますので、下り最大14.4Mbpsおよび上り最大5.76Mbpsで利用可能です。
右側面
本体右側面



■ バッテリーの交換がショップでのみ対応
リアカバーを外すと、microSD/microSDHCカードスロットやUSIMカードスロットが配置されています。Vision SoftBank 007HWでは、バッテリーが自分では外せず、ソフトバンクショップでバッテリーパックの交換をしてもらうことになります。自分でバッテリー交換できないのは、少し残念ですね。

バッテリーは、1,400mAhとなっているということです。また、microSDカードは、最大32GBまで対応しており、2GBのmicroSDカードが同梱されています。
背面内部
リアカバーを外した状態


本体上部側面には、3.5mmイヤホンマイクジャックや電源キーが配置されています。
上部
本体上部


本体下部側面には、マイク穴や外部接続(microUSB)端子が配置されています。
下部
本体下部


本体メモリは、ROMが2GB、RAMが512MBとなっています。また、初期状態でROMの空き容量が853MBと比較的多めなので、アプリケーションを大量にインストールする場合は、難しいですが、普通に使う分には、それほど困らないかと思います。
R1080060
本体メモリ容量



■ レスポンスも良くて使いやすい!
コンパクトボディではありますが、シングルコアCPUを採用したモデルとしては、標準的な機能を搭載しているので、操作のレスポンスも良く、操作しやすくなっています。試しに、ベンチマークアプリ「Quadrant Standard Edition」を利用して測定してみた結果、トータルで1782となりました。

これは、夏モデルで同じチップセットを搭載した他のAndroidスマートフォンとほぼ同じか少し高いくらいで、他のAndroidスマートフォンの値が1,000〜1,700ぐらいというスコアになっているので標準程度の動作といったところだと思います。

005-1
Quadrant Standard Editionでのベンチマークの測定結果


また、きちんとマルチタッチにも対応しており、「Multitouch tester」を利用したマルチタッチ点数の測定では、5点認識されました。

3.7インチサイズの画面では、同時に5点を抑えることは、面積的にも限界のような気もしますし、十分でしょうね。また、ディスプレイがラウンドガラスになっていることで、タッチパネルのタッチポイントがずれないようにするために工夫されているそうです。そのためもあってか、タッチパネルの反応も良く、動作のレスポンスがサクサクしていてストレスなく入力やフリック操作ができていました。
001
Multitouch testerによるマルチタッチ点数の結果


このように、コンパクトボディになっているので、使い始めた最初の頃には、画面が小さいかなと思っていたのですが、ストレスなく片手操作ができてレスポンスもよいので手のひらサイズを探してる方にはおすすめなのではないでしょうか。

記事執筆:にゃんこ


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
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