【CEATEC JAPAN 2011】ソニーブースで2画面タブレットを体験!写真で見る「Sony Tablet Pシリーズ」【レポート】



発売前のSony Tablet Pシリーズを試してきた!

千葉県の幕張メッセで10/4(火)〜8(土)の5日間に渡って開催された「CEATEC JAPAN 2011(シーテック ジャパン 2011)」のソニーとNTTドコモのブースでは、Android 3.2(HoneyComb)を搭載したソニー製の2画面タブレット「Sony Tablet Pシリーズ(SGPT211JP/S)」のタッチ&トライを行っていた。ソニーブースで実際に試してきたのでレポートする。

量販店では既にモックアップの展示がされてるSony TabletのPシリーズは、国内では初めてとなるAndroid 3.2搭載の2画面タッチパネルを採用したタブレットデバイス。折りたたみ式のため、操作をするにはデバイス自体を開ける必要がある。また、基本的には全てタッチ操作となるAndroid 3.2はタブレット向けプラットフォームのため、ディスプレイ周辺にはハードキーを搭載していない。

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折りたたんだ状態の本体正面。外観は丸みを帯びたデザイン。カメラは511万画素


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本体を開いてホーム画面をスクロール


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ドロワー(アプリ一覧)画面。アイコン間が大きく伸びるバウンズ表示が特徴的


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本体向かって右側面に電源ボタン、電源ジャック、microUSB端子、+-キーを搭載


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本体向かって左側面にはスピーカーのみでボタンや端子類は搭載されていない


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閉じた状態の本体正面の側面。右側に3.5mmイヤホンジャックを搭載


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上部ディスプレイの右上に30万画素のインカメラを搭載


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開く角度を調整できる


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横から見るとパックマンのようだ


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Wi-Fi、Bluetooth、VPNおよびモバイルネットワークの設定が可能


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Androidのバージョンは3.2


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ストレージの表示画面

Androidのバージョン違いではあるが、2画面タッチパネルといえば京セラ製の北米向け端末「Kyocera Echo」がワイヤレスジャパンで出展されていたが、ECHOは可動式のスライドを採用していたため、閉じた状態では一画面での操作が可能であった。また、2画面を活かした独自のカスタマイズが数多く施されていたが、Sony Tablet Pでは基本設計として、一画面の表示を2画面で表示するのみに留まっており、横向きに持った際は画面上部が表示領域、下部が操作パネルといった設計になっているのだという。


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ホーム画面。上下異なった表示をさせることはできない


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Angry Birds」の表示も一画面を単純に2画面で表示


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Androidマーケットは上部ディスプレイのみの表示

各種アプリなどは2画面表示が想定されていないため、一画面を単純に2画面で表示しているが、Androidマーケットは下部ディスプレイが真っ暗な状態で何も表示されないのは流石に違和感を感じた。では、ソニー製のアプリケーションはどうだろう。


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独自の電子書籍サービスのアプリ「Reader」


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立て向き表示でページをめくっていく。一画面1ページなので違和感はない


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「PetaMapガイド&ナビ」は2画面表示を活かした表示


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「みんなのGOLF 2」は上部がゲーム画面、下部ディスプレイはコントローラー表示

ブックリーダーとしては2画面であることを活かせる仕様になっている。みんなのGOLFは上部ディスプレイのみの表示のため、ゲーム画面が小さく非常に残念だ。しかし、この画面表示はコントローラー部を分けるためにPシリーズ用にカスタマイズされたもので、既に発売している「Sony Tablet Sシリーズ」にプリセットされているみんなのGOLF 2とは異なる仕様だという。

Pシリーズは、NTTドコモの3G回線を利用した「3G+Wi-Fi」モデルとして発売される予定だ。そのため、プリセットアプリに「ドコモマーケット」や「spモード メール」が搭載されている。spモードメールのアプリは、ドコモの他のスマートフォン同様、初回はAndroidマーケットへのリンクとなっておりアプリをインストールしてから利用する。

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ドコモマーケットとspモード メールのアイコン


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Androidマーケットでアプリをダウンロードしてから利用する


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メール作成画面。ディスプレイ下部がキーボードになる


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キーボードを非表示にすると本文が全体的に表示される


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立て画面表示にも対応

発売前のため、仕様など製品版では変更になる可能性はあるが、Pシリーズ用に2画面を活かした専用アプリの提供は今のところは特に予定はないという。

通常の10インチクラスのタブレットデバイスに比べてコンパクトで持ち運びしやすいのが魅力的な製品だ。前面フルタッチスマートフォンと前面フルタッチタブレットの中間として非常に期待の持てる製品なのが、2画面を活かした便利で楽しい使い方ができるアプリを積極的に提供してくれれば更に魅力的な製品になるだろう。

記事執筆:2106bpm


Sony Tablet Sシリーズ SGPT111 Wi-Fi/16GB
Sony Tablet Sシリーズ SGPT111 Wi-Fi/16GB

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