妻夫木聡がさえない俳優に、映画『スマグラー』をより一層楽しむ方法
本作は、「闇金ウシジマくん」などで知られる真鍋昌平の原作を、『鮫肌男と桃尻女』、『茶の味』の石井克人監督が映像化したもの。映画版には、妻夫木のほか、永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信といった豪華キャストが集結している。
主人公・砧は、25歳のフリーター。彼は役者の夢に挫折した上に、多額の借金まで背負ってしまう。ある日、借金返済のために秘密の運送屋(スマグラー)に放り込まれる。それは、とてつもなくやばい依頼物の運搬と処理だった。絶対絶命のピンチを前に「もう、逃げてばかりはいられない」と思った砧は、初めて自分の足で立ち上がった。果たして、砧に未来はあるのだろうか。
ドラマは、映画の前日談として、まだスマグラーになる前の、さえない俳優だった砧涼介の姿が描かれている。監督は、映画版の企画・プロデューサーでもあり、真鍋昌平原作の『闇金ウシジマくん』(2012年公開)でメガホンを取った山口雅俊。LISMOドラマ! のためだけに書き下ろしたオリジナルエピソードを映画出演の妻夫木、永瀬正敏、我修院達也、テイ龍進らが演じる。
平凡な劇団員の砧は、松田優作に憧れて俳優を目指したものの、理想ばかり高く、さえない現実にもんもんとする日々を過ごしていた。ある日、犯罪ドラマのオーディションのため、演出家から呼び出される。一方、ドラマの脚本家は、リアリティ追求のため、テレビ局の記者と偽って潜入取材をしていた。取材対象は「寡黙で強面の違法なブツを運ぶ運送屋」、「イカが大好物の違法なブツを運ぶ運送屋」、「短気で凶暴な殺し屋」と、一風変わったアブない人物ばかり。上がってきた台本のキャラクターを必死で演じる砧だったが、彼らと数年後に運命的な出会いをする事になろうとは、まだ知る由もなかった。
映画版とはまったく正反対で、絶妙な笑いのツボをつく内容は、映画を見る前に携帯電話で視聴するのにぴったりのシチュエーション・コメディに仕上がっている。そんな、映画版の入門編ともいえる本作に対し、撮影を終えた妻夫木から「このドラマを見てから映画を見ると、より一層楽しめます」というコメントが寄せられた。
LISMOドラマ!『スマグラー おまえの役はどれ?』は、10月7日(金)から毎週金曜日4話配信。
映画『スマグラー おまえの未来を運べ』は、10月22日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー。
・LISMOドラマ! - 公式サイト
・映画『スマグラー おまえの未来を運べ』 - 公式サイト
・映画『スマグラー おまえの未来を運べ』 - 作品情報
【関連ニュース】
・妻夫木聡が絶対絶命のピンチ! 『スマグラー おまえの未来を運べ』予告映像が公開