【DVDエンター!】美しき優等生が自慰行為、レズビアン・セックスに挑戦
『ブラック・スワン』
ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するニナは『白鳥の湖』のプリマに抜擢。ただし芸術監督ルロイの演出で、純真な白鳥と邪悪な黒鳥との2役を演じなければならない。優等生タイプのニナは黒鳥をうまく演じることができず、しだいに精神的に混乱していく。純真な“白鳥”が、魔性に染まった邪悪で官能的な“黒鳥”へと変身
チャイコフスキーの流麗な戦慄に彩られ、幻想的な世界が繰り広げられる「白鳥の湖」。このあまりにも有名なバレエの演目をモチーフに、想像を絶する衝撃的な作品が誕生しました。ナタリー・ポートマン演じる主人公ニナは、元ダンサーの母親の寵愛のもと、人生のすべてをバレエに捧げてきた、純真な“白鳥”にふさわしい可憐なバレリーナです。優等生タイプの彼女がプリマの座を射止めるために、魔性に染まった邪悪で官能的な“黒鳥”への変身を迫られます。さらに追い打ちをかけるように、ニナの前にはライバルとして、“黒鳥”に相応しく奔放な新人ダンサー、リリー(ミラ・クニス)が出現。精神的に追い詰められ、極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていきます…。
自慰行為やレズビアン・セックスなど、過激なシーンに体当たりで挑戦
「優雅に泳ぐ白鳥も、水面下では激しく足を動かしている」との有名なフレーズもありますが、トウシューズで爪先立ちしてターンを繰り返すバレリーナの姿は、精密機械のように美しく完璧に見える一方で、今にも壊れてしまいそうな脆さや儚さ、内在する痛みを連想させます。ナタリーは、10ヶ月に及ぶ過酷なトレーニングでバレリーナ特有のしなやかな肉体を獲得し、劇中の舞踊シーンの大半を自らこなしました。美しく、臆病で繊細な“白鳥”から一転して、情熱的に誘惑し、力強く威圧的な悪の化身“黒鳥”へと。観客を威嚇するかのように充血した目を見開き、漆黒の羽根を広げて舞い続ける姿は圧巻です。1994年公開の『レオン』で殺し屋と心を通わす少女役で鮮烈なデビューを果たし、1999年公開の「スター・ウォーズ」新三部作でヒロインの女王を演じたナタリー。セクシー系の映画は出演NGと、純粋な役柄が多かった彼女が、本作では自慰行為やレズビアン・セックスなどの過激なシーンに体当たりで挑戦。過保護な母親との決別、少女から大人の女性へと成長していく感情の揺れや、女性の二面性を垣間見ることができます。
ニナのライバル役リリーを演じたミラ・クニスですが、実際はナタリーとは親友の間柄。10月1日公開の映画『ステイ・フレンズ』では、歌手であり『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)への出演など俳優としても活躍するジャスティン・ティンバーレイクとの共演を果たし、セックス・フレンドとして関係を結んでいます。
・ブラック・スワン - 作品情報
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