お風呂でも安心なハイスペックタブレット! 「ARROWS Tab LTE F-01D」を写真と動画で詳細紹介【レポート】



お風呂でもあんしんタブレット!

NTTドコモは8日、富士通製のAndroid 3.2搭載タブレット 「ARROWS Tab LTE F-01D」を発表しました。国内向けAndroidタブレットとしては初のLTEサービス「Xi」(クロッシィ)への対応のほか、IPX5/7等級の防水性能も備えたハイスペックなタブレットです。

この記事では、写真と文章と動画で、F-01Dをご紹介します。

正面はブラック。


カラーは「Eternal White」のみ用意しています。画面側は画面が映えるブラックで、背面がホワイト、というデザインです。液晶は静電マルチタッチセンサー付きの10.1インチの1280×800ドット(ワイドXGA)で約1677万色表示できるものを搭載しています。パソコンでも絶滅しつつあるアスペクト比16:10の画面で、より縦表示解像度が必要なシーンでも便利に使えそうな感じです。


背面はホワイト。バッテリー交換はできません。


インカメラと通知LED

正面には、約130万画素のCMOSセンサーのインカメラもあり、Skype等のコミュニケーションツールで「自分撮り」をかんたんにできます。インカメラの上には、通知LEDが搭載されています。充電中は赤く光ります。

背面は上部中央に電源ボタンと約510万画素のCMOSカメラ(HD動画撮影可能)、上部右側にボリュームボタンを搭載しています。バッテリー交換はユーザーが行うことはできず、ドコモショップでの交換対応となります。


技術適合表示は電磁的表示です。

背面を見ると、ARROWSのロゴとIMEI(製造番号)バーコードなどの印字はありますが、どこを見ても技術適合表示は見当たりません。それもそのはずで、F-01Dでは技術適合表示は「電磁的表示」(画面上での表示)となっています。見たい方は、設定→端末情報→認証と辿ると見れます。なお、FCC ID(アメリカにおける適合認証番号)は本体に印字されています。


端子類はパッキンで保護しています。

左側面の端子群。UIMカードは「ミニUIMカード」を採用!

マイクロUSB端子はアダプターを使えばホスト機能が使えます。

IPX5/7等級の防水性能を有しているだけあり、端子類はパッキンで保護されています。マイクロUSB端子は、タイプAへの変換アダプターを用意すればホスト(機器を使う側)になることができます。HID(ヒューマンインターフェースデバイス)やマスストレージ、USBハブに対応しているようです。

注目すべきは利用するUIMで、「ドコモミニUIMカード」(「マイクロUIMカード」と呼ばれることの方が多い、より小さいもの)になっています。このタイプを採用するのはXi端末としては初めてとなります。もしも、すでに持っているXi端末から機種変更する場合は、カードの交換が必要となります(1年間で1回のみ無償交換可能)。


防水端末にはうれしい卓上ホルダも添付してます!

ドコモの現行防水携帯電話では、原則として卓上ホルダがついています。F-01Dにも、もちろん卓上ホルダがついています。防水端末は、極力端子類を開けずに使った方が防水性能の維持につながります。このような配慮はやはりうれしいものです。


ワンセグも大きな画面で楽しめます!



DTCP-IP対応のDLNAクライアント機能もついています!

AV機能も充実しています。端末下部にはステレオスピーカーがついています。「ドルビー・モバイル v3」によるサラウンドエフェクトにも対応していて、「ホームシアター並みのサラウンド」が楽しめます。

Android 3.2搭載タブレットとしては初めてのワンセグ機能も搭載しています。アンテナは筐体に内蔵されており、テレビ電波の入るところにポンと置けばすぐに使えます。

DLNAクライアント機能も充実しており、DRM(デジタル権利保護管理)によって暗号化されたマルチメディアデータのストリーミング再生(DTCP-IP)にも対応しています。展示会場では、REGZA Blu-rayレコーダーに保存した地上デジタル放送(フルセグ)の録画データを無線LAN越しに再生するデモンストレーションが行われていました。データ容量の大きさのせいか、動きの激しいところでは若干カクカクすることもありましたが、視聴には十分耐えうる速度で再生できていました。



ホーム画面などを一括して変更できる「デザイン」機能もあります。


F-01Dのソフトウェアで特徴的な要素として、「デザイン」機能というものがある。この機能は、ホーム画面、壁紙、ウィジェット等を一括して変更できる機能で、Android 3.2標準UIである"Honeycomb"を含めて5種類プリセットされている。自分で新たなデザインを作ることも可能です。ただし、ひもづけているGoogleアカウントが変わったり、インストールアプリが変わったりするわけではないことには注意が必要となります。



また、インカメラを利用した「ハンドジェスチャーコントロール」も特徴的です。これは富士通のパソコン「FMV」でもおなじみの機能です。防水端末ゆえ、水に濡れた状態ではタッチパネル操作が満足に行えないことを想定して搭載したそうです。展示機は光の加減のせいか、ソフトウェアのチューニングが進んでいないせいか、なかなか上手く操作できませんでした... 製品版でのチューニングに期待です。

発売は10月中旬を予定しています。現時点でソフトウェアの動作はおおむねサクサクです。同日発表のGALAXY Tab 10.1 LTE SC-01Dと比べるとCPUなどのスペックは抑え気味ではありますが、色々期待です。

■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
F-01D 製品情報(NTTドコモ)
F-01D 製品情報(富士通)

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