Perfumeが『モテキ』に出演「サブカル好き草食系男子は大歓迎♪」


 「イブニング」(講談社)にて連載され、累計160万部超のベストセラーコミックスとなった「モテキ」。2010年7月からオンエアされたドラマは、深夜にもかかわらず熱狂的なファンを生み出し、ギャラクシー賞を始め数々のドラマ賞を受賞。DVDのセールスは深夜ドラマとしては驚異的な大ヒットを記録した。

 9月23日には、原作者自身が完全オリジナルストーリーとして書き下ろした恋愛娯楽映画『モテキ』が新たに誕生。主演の森山未來に加え、先日発表された新ヒロインの、長澤まさみ、麻生久美子、仲 里依紗、真木よう子など、豪華俳優陣を新たに迎え、ファンはもちろんのこと、ドラマ未見者も巻き込む一大ムーブメントで、邦画業界を震撼させる。

 そんな『モテキ』を彩る「祭り」の一つとして、劇中のJ-POPの存在は欠かせない。古今東西にメインカルチャーとサブカルチャーの狭間を往き、縦横無尽に選曲された音楽は本作のファンを虜にした重要な要因の一つで、ドラマシリーズでは特にPerfumeの「Baby cruising Love」の楽曲にあわせて主人公・藤本幸世(森山未來)が踊りだすシーンが業界内外で話題を呼んだ。

 そして今回の映画では、さらなるグレードアップを目指し、お決まりのミュージカルシーン「Baby cruising Love」で、Perfume本人が映画初出演を果たした。撮影当日は、森山未來が演じるモテない青年・藤本幸世が、珍しくやってきた恋に浮かれる気持ちをミュージカル風に表現。森山は、Perfumeというきらびやかなポップアイコンに、驚くほどの身体能力で順応し、4人目のメンバーのごとく完全にとけこんだ。

 この奇跡のコラボレーションに、50人のダンサーとチアガールも加わり、日本映画史に残るミュージカルシーンを撮影。ミュージックビデオ制作も手掛ける大根監督の、柔軟かつ斬新なカメラワークで撮影された本シーンは必見となる。

 Perfumeは「ドラマの『モテキ』でPerfumeの曲が流れているという噂は聞いていましたが、今回の映画版では、出演までできて本当に嬉しいです。スタッフの方もPerfumeの曲を愛してくれている方ばっかりで、本当にあたたかい雰囲気の現場で楽しかったです。カメラチェックして、映像が綺麗でびっくりしました!映画ってすごい!さっきまで未來さんと踊っていたけど、まだ信じられないです。ちゃんとこの映画がいろんな人に見てもらえるように、私達も宣伝します!(笑)。これを全国の人に見てもらうと思うと不思議です。早く観てほしいし、私たちも早く観たいです!」と述べている。

――映画初出演について

Perfume:自分たちの楽曲を未來さんと一緒に踊れるということで、緊張というよりも楽しく出来ました。セリフではなくいつもどおりのダンスでしたので、楽しく出来ました。

――森山さんと共演してみた感想

Perfume:ダンス経験がかなりある方なので、覚えがとてもはやかったです。そして幸世という、役の設定のままダンスを踊られているのが本当にすごい。未來さんとして踊るとまた違った形になると思うので、役として表現できている点が感動しました!

――幸世みたいなサブカル好き草食系男子について

Perfume:大歓迎です♪素敵だと思います。幸世みたいな人がPerfumeの曲を聴いてくださっていることも多いと思いますし、ライブにも来て熱い視線と声援を送ってくださっています。マンガやドラマを見ていても、「なんでもっと自分を出さないの!」って歯がゆい思いをしながらも、そこが面白いなーっと思ってみていました。

――撮影の様子について

森山未來:当日現場のスタッフの“ふわふわ”具合といったらハンパなかっですね。みんな嬉しすぎて変なテンションになっていました。最初はPerfumeが踊っているのを、僕が後ろで見ているという演出が多かったんですが、「4人目にならせてください!」という気持ちで自らダンスに参加させてもらえるようにお願いしました。結果、今までの三角形というPerfumeのフォーメーションが、平行四辺形や台形になっていたのが面白かったですね。

――Perfumeのダンスパフォーマンスについて

森山:キャリアが長い方たちなので、ただ「かわいい」とか「ふわふわした」部分だけでなく、体の見せ方、表情の見せ方をすごくよくわかっていて、姿勢と技術がすごいなぁと感動しました。

――このシーンは「モテキ」という作品の中で、どんなシーンになったと思いますか?

森山:このシーンを見るだけでも1800円払う価値があるくらい、楽しいシーンに仕上がっています。期待ください!

ドラマ版のあらすじ
もうすぐ30歳の藤本幸世(森山未來)は冴えないコンピューター系派遣社員で未だ童貞。しかし、ある日突然訪れた「モテキ」(一生に何回か誰にでも訪れるという「何故かモテる期間」のこと)に翻弄されながら4人の女性(野波麻帆、満島ひかり、松本莉緒、菊地凛子)との恋愛に七転八倒し続けた…。結果、幸世はどの女性とも付き合えなかったが、男としてほんの少しだけ成長した。

映画版では
ドラマ版から1年あまり。派遣社員を卒業、ニュースサイトのライター職として正社員になっていた幸世。「モテキ」を経てちょっとだけ成長したかに見えたが、結局のところ新しい出会いもなく「セカンド童貞」のまま。だが、ある日突然、「第二のモテキ」が幸世に訪れた!様々な新登場女性と共に過去の女性達との間で揺れ動く幸世。第二モテキの波を超えて、幸世は本当の恋愛(含むセックス)にたどりつけるのか??

モテキ - 公開情報

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