8bitサウンドをパソコンミュージック風に打ち込もう!MML型ミュージックアプリ「Famicompose」【iPhoneアプリ】【iPadアプリ】
ファミコン音源とテキストベースのMMLで8bit音楽を! |
MML(ミュージック・マクロ・ランゲージ)という言葉を聞いたことがあるだろうか?
iPhone・iPadアプリのFamicomposeは、MMLベースの8bit音源モジュールとなっている。
実際に使ってみるとどうだろうか?!それでは早速行ってみよう!
一般向けパソコンの基本ソフトがBASIC(言語ソフト)しかなかった時代、音楽演奏もBASICで行っていました。今のように、グラフィカルなユーザーインターフェイスもなく、ピアノロールのような入力方法もなかった時代は、ひたすらテキストの文字列で音楽データを打ち込んでいました。
例えば、”ドレミファソラシド(※1オクターブ上のド)”は、”cdefgab>c”と表記します。ドの音がc、レの音がd・・・ラの音がa、シの音がbと英語音階で表します。
ちなみに”>”は、1オクターブ上へ移行する相対的な指示です。その逆の”<”は、1オクターブ下へ移行する表記となります。
オクターブの指定は、相対指定の他にオクターブの頭文字を取ったoに続く数値でo4、o5などの絶対指定も出来ます。
絶対指定は、オクターブを完全に指定できるので分かりやすい反面、オクターブを変えようと思ったときに絶対指定で表記している部分を一つずつ変更する必要があるため編集作業時に苦労します。
初期設定だけ絶対指定にして、以降は相対指定にすると編集が楽になります。
音の長さは、四分音符、八分音符それぞれを数字で指定します。例えば、c4d4e8f8など音階の後に音長をつけて表します。八分音符が多い楽曲の場合は、レングスの頭文字を取ったlに続く数値でl8と指定指定します。
例えばl8と指定した以降は、変更があるまで音長を省略すると八分音符で演奏されます。
■Famicomposeに触れてみよう
Famicomposeは、2つの矩形波音源と1つの三角波音源、1つのノイズジェネレーターという構成でファミコン風の8bit音源をシミュレートしています。
MML初心者向けに、簡単なサンプルデータとヘルプ機能も用意されています。
実際に、適当にMMLを書いてみました。MMLは楽器がなくても、音の上下のつながり楽曲を書けるところが良いのですが、これは慣れが必要かも知れません。
今回iPadで入力してみたのですが、キーボードには数字キーがないため音長やオクターブ指定の度に切り替える必要があり、ちょっと面倒でした。Bluetoothキーボードがあれば改善しますが、手軽さはなくなります。
実際に演奏させてみると、テンポがヨレたり、音が上手く出ないときがあるなど、まだまだ実用的では無い印象です。
また、エンベロープの指定が出来ないため、音が垂れ流し状態で、固定電話の呼び出しメロディーのような抑揚のない演奏となってしまいます。
今後、これらの問題とMMLのデータ節約術的なループ指定や編集画面の文字サイズ指定などが出来るようになったら、マニアックで面白いアプリになるかも知れません。
記事執筆:mi2_303
アプリ名:Famicompose
価格:¥250
カテゴリ:ミュージック
開発者:Gamedokan
バージョン:1.1
App Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id446785909?mt=8
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