東日本大震災の脅威!大地震の2時間後には偽サイトが出現


東日本大震災では、地震と津波が被災地に大きな被害をもたらした。しかし震災の影響は、そのようなリアルな世界だけのものではなかった。

マカフィーが調査した「2011 年第1 四半期の脅威レポート」から、東日本大震災に便乗したサイバー脅威が明らかになった。なんど、大震災と津波が日本を襲ったわずか2時間後には偽の義援金寄付サイトが確認されたのだ。

McAfee Labsでは震災後に、東日本大震災をはじめ、スポーツイベントやインパクトの強いニュースなどを扱った不正なWebコンテンツが急増し、新たに1日当たり平均8,600件の不正サイトが生成されていたことを確認している。

特に東日本大震災関連では、地震が発生してからわずか2時間後には偽の義援金寄付サイトが、その後数時間で、タイトルに「Japan」「tsunami」「earthquake」という語句を含む不正なドメインやURLが500件以上も発見された。これらのサイトの多くがスパム配信に使用されていることが明らかになったほか、マルウェアを散布する偽のニュースサイトや偽のチャリティオークションも確認されているのだ。

サイバー犯罪者は、どんなことも見逃してはくれない。大自然の災害までも悪用して、ユーザーを罠にかけようと画策しているのだ。このようにさまざまなところに脅威は隠れている。いままで以上に注意が必要なのかもしれない。

マカフィー

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