「あれ?こんな看板あった?」完成した映画作品に後から広告を入れる技術
従来この広告手法は、事前に商品を用意して、撮影の時に織り交ぜなければならなかった。しかし、今は、「デジタル・プレイスメント」というサービスで、完成した作品にも新たに商品映像を追加して表示することができるようになった。
このサービスは、海外だけではなく、日本でも可能。映画専門の広告代理店である株式会社シネブリッジが、イギリス・ロンドンを拠点とするデジタル・プレイスメントの専門会社MirriAd社と業務提携し、この新サービスを6月1日より開始した。
このデジタル・プレイスメントのサービスを可能にしたのがMirriAd社が開発し特許を持つ「ZoneSense(TM)」と呼ばれるシステム。映像の中でプレイスメントに適したスペースを瞬時に探し出し、オリジナルコンテンツに同質化させたプレイスメントが可能となったのだ。
今までは、どんなシーンになるか作品が完成するまでわからなかった。しかし、このデジタル・プレイスメントでは事前に商品やブランドのイメージにあったシーンの選定が可能になり、さらに確認作業もオンラインでスムーズに進行できる。思った通りのシーンに商品を入れることができるようになったのだ。
劇場で観て気に入った映画のDVD発売時に、自社の商品を作品内に表示させる。そんな夢の様なことができる新技術。これからも注目が集まりそうである。
【MOVIE ENTERおすすめニュース】
・合コン会場にUFOが襲来?好きな場所にUFOを呼べるアプリ
・史上初の“映画方程式”『SUPER8/スーパーエイト』の全貌を大予想
・ヴァーチャルがリアルを浸食、未来の3D映像を体感せよ
・登場人物は3人!エキストラも一切なし