3Dには不満いっぱい!なんといってもコンテンツとメガネが問題


家庭用大型テレビに引き続き、ASUS「G73SW」東芝「dynabook Qosmio T851/D8CR」など3D対応PCが続々登場してきている。これからはすべてのディスプレイが3Dになってしまいそうなほどだ。
すでに3Dに対応したテレビやPCを購入した人も増えてきているが、果たして満足しているのだろうか。

ジーエフケー・カスタムリサーチ・ジャパン(JfK)が行った「3Dテレビ所有者・非所有者実態調査」で、3Dへの不満点が明らかになった。問題は3Dコンテンツと3Dメガネ、視聴姿勢の制約だ。

調査結果からは、4人に3人(75.5%)が、購入した3Dテレビに何らかの「不満がある」という。
3Dテレビの購入者は主に、3D映画やスポーツといった3D映像のDVD(80.5%)、3D対応ゲーム(42.3%)、3D専門チャンネル(40.3%)などを楽しんでいるとのこと。しかし、3Dの視聴頻度は53.7%が「週1回以下」と、思っていたよりも視聴頻度が「少ない」と思っている人が53.4%と高い。

使用頻度が少ない理由は、「3D対応のテレビ番組が少ないので」(69.2%)、「3D対応の映画・映像のソフトが少ないので」(59.1%)が飛びぬけて高い。さらに、「3Dメガネが重く、かけていてわずらわしいので」(22.6%)、「3D映像に目が疲れたり、酔ったりするので」(20.8%)と、一つ一つは少ないが、3Dメガネへの問題も目立つ。

さらに、3Dメガネを調べると、「追加で購入できる3D メガネの価格」(52.0%)、「付属の3D メガネの本数」(46.3%)、「3Dメガネが重くない・かけていてわずらわしくない」(44.0%)、「3Dメガネのデザイン性」(36.9%)についての不満が高い。ファミリーユースだと、現在販売されている3Dテレビに付属している3Dメガネの本数が問題なのだ。

視聴スタイルについては、「メーカーの推奨通りの距離で、正面から見ている」(84.9%) が主流だが、「寝転ぶなど、好きな姿勢で見たい」(70.1%)というニーズが高い。3D映像は正面からでないと見づらいという不自由さが、特に気になるようだ。

今後3Dテレビがさらに普及していくためには、3D対応コンテンツの充実、買いやすい価格の3Dメガネ、自由な視聴スタイルで3Dが楽しめるようになることが重要だ。

ジーエフケー・カスタムリサーチ・ジャパン

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