小惑星探査機「はやぶさ」がハリウッドを動かした!『アバター』を超えるか?


 2010年の6月13日、通信途絶やエンジン停止など、絶体絶命のピンチに陥りながらも7年間、60億キロもの旅をした小惑星探査機「はやぶさ」が奇跡的な帰還を果たした。日本中が興奮したこの出来事を、東映や松竹の日本の大手配給会社によって映画化することは既に決定している。そして、この映画化の動きは日本に留まらず、なんとハリウッドの映画会社までをも動かした。

 今回、映画化の名乗りを上げたのは、あの世界的大ヒットを記録した『タイタニック』『アバタ―』などを手掛けてきた20世紀フォックス映画。タイトルは、『はやぶさ/HAYABUSA』。「はやぶさ」の7年間にわたる挑戦と苦闘の日々を、事実に基づき描き出した。宇宙科学研究所(現・JAXA)のスタッフとしてこの偉業の一端を担い、自らの生き方も見つめなおす女性の役で竹内結子、そんな彼女を研究スタッフ兼広報要員としてスカウトする上司役に西田敏行を抜擢。メガホンを取るのは、『20世紀少年』シリーズの堤幸彦監督である。

 既に撮影は4月13日にクランクインしていて、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力のもと、<はやぶさ>が命がけで持ち帰ったカプセルが着陸したオーストラリアのウーメラ砂漠など海外でも撮影を行うことになっている。クランクアップは5月下旬、10月1日に日本公開を行う予定だ。

 出演する西田敏行は、「震災と原発事故による日本のマイナス・イメージが広まっていますが、この映画で改めて「はやぶさ」の快挙、世界に誇る日本の科学技術を知ってもらいたい。昨年のあの感動をもう一度思い出してもらい、日本に誇りとプライドを取り戻したい。」と力強く語る。

 満身創痍になりながらも、NASAでさえもできなかった「太陽系誕生の謎を解く手がかりとなる小惑星のサンプルを持ち帰る」という快挙を成し遂げた「はやぶさ」の感動的なストーリーは、きっと日本を力強く後押ししてくれることだろう。

 20世紀フォックス映画は、この映画『はやぶさ/HAYABUSA』を世界配給も視野にいれた一大プロジェクトとして位置づけている。

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