「転職できる力」養成講座 その4 : 『カリスマ同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳』
(情報提供元:キャリアデザインセンター)
使う単語を一つ変えるだけ。 「できる」人材の英語力
本日は、アル・ゴア元アメリカ副大統領やダライ・ラマ14世など、世界の著名人の同時通訳を務め、
現在はNHKラジオ講座「入門ビジネス英語」の講師である著者が、
できるビジネスパーソンの英語の単語力について書いた一冊をご紹介します。
ネイティブスピーカーでも「できる」と周りから思われている人は、
使っている単語が違う、ということをベースに、ビジネスシーンでさりげなく使うと株が上がる、
そんなワンランク上の英単語が、いまいちな英単語と対比して紹介されています。
現在、企業での英語が一層注目され、
もはや英語はビジネスにとって不可欠となっています。
一つ単語を変えるだけで、自分の印象をがらりと変え、相手に大きな影響を与えられます。
また、使うと失礼になったり、稚拙な印象を与えてしまったりする表現についても解説がしてあり、
現在外資系企業、日系企業を問わず英語でビジネスをしている人も、
将来その可能性を作りたい人も、押さえておきたいポイントが学べます。
たとえば、英語の会議で意見を述べるケース。
ここで、I will tell you my opinion. と言うと自分の言いたいことだけを一方的に言う、
少々勝手な人に聞こえてしまいます。
ここでの正解は、I will share with you my opinion.
(みなさんに私の意見をお話します。)
このようにshareを使うと、
自分の意見を相手と共有したいという分かち合いの精神をアピールできます。
商談で 「We will do our best.」 はNGワード
また、海外の取引先との商談の際に、「がんばります!」とやる気をアピールしたいケース。ここでWe will do our best. と言うとベストを尽くすだけで、結果はどうでもいいと思っている。
We will try. も「やってみます」というだけで結果にとんちゃくのない人だと思われてしまいます。
ここでの正解は、We aim to acquire one million users.
(新規ユーザーを100万人獲得することを目指します。)など、具体的な数字を入れて、
それを達成する意欲があることを示すaimを使うと実際のやる気を相手に伝えることができます。
また、たとえば、商談相手に決断を迫られ、一度持ち帰るケース。
ここで、I can’t make the decision.と答えると、
何も決められないただの能力のない人に聞こえてしまいます。
ここでの正解は、I am not in the position to make the decision.
(私は判断を下す立場にいません)
このようにpositionを効果的に使うと、その場で判断を下せなくても、
なぜそれができないかが相手に明確にわかります。
組織の仕組みや、その中での自分の役割や権限をふまえている
しっかりとしたビジネスパーソンであることが
この単語を一つ使うだけで相手に暗に印象づけることができます。
このように英単語をひとつ変えるだけで、
英語でのビジネスで相手に与える印象を一気に好転させることができます。
本書を使って、国内外に通用するビジネスパーソンとして転職力をアップさせましょう。
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