どんなものも吸引してしまう? 乾湿両用掃除機




乾湿両用バキュームクリーナーといえば、降雪地の店舗で雪ごとゴミを吸い取ったり、床を洗剤で洗って泡ごと吸い取り、店頭を清潔に保つだけでなく転倒事故防止にも役立っている。業務用と思われがちなアイテムだが、散歩から帰ってきた長毛種の大型犬が室内に鎮座し、猫が毛玉を吐き出し、幼児があらゆるものをこぼす、そんなシーンにも頼りになる。

バキュームクリーナーのトップブランド、ケルヒャーから、家庭用軽量モデルの新製品が4月25日(月)より発売開始となる。液体を4Lまで吸引できるWD 2.210で重量は6.4kg、同様に液体を10Lまで吸引する上級モデルWD 3.310 Mは7.5kg。国内メーカーの一般的な家庭用掃除機が約4.5kg、ちょっといかついサイクロンタイプでも約6.9kgだ。しかも、それぞれの機種の参考価格は13,800円と17,800円。

■ 水を吸うときもフィルター交換不要 水が一杯になると吸引自動停止

乾湿両用バキュームは、実は乾式と湿式のノズルが別れている場合が多いが、ケルヒャーでは両用ノズルを使用。しかも、水を吸うときもフィルター交換不要で、水がいっぱいになると自動的に吸引をやめるから、機体から水があふれる心配無用。このグレードでこれほどのハイスペックは類を見ない。集塵方法は紙パックで、排気は非常にクリーンだ。花粉や放射性物質の飛来が気になる時にも、実に心強い機能が満載だ。さらにWD 3.310 Mには、機体から強い風を吹き出すブロアー機能も付いているため、落ち葉を一箇所に吹き寄せたあと、一気に吸い取ることができる。また、同社の家庭用高圧洗浄機で洗い落とした水とゴミを吸い取らせるといった便利な使い方もある。

本来ガレージや店舗の清掃に使われることが多い本機だが、掃除機がすぐに傷んでしまう家庭であれば、取り回しの軽快さと引き換えに、ぜひこうしたヘビーデューティー仕様のエントリーモデルも視野に入れて選びたい。

■スペック
品名:家庭用乾湿両用バキュームクリーナー
発売日:2011年4月25日(月)
販売ルート:ホームセンター、家電量販店、通信販売、大型スーパー

品番:WD 2.210
価格:オープン価格(参考価格13,800円)
動力:単相 100V
消費電力:1,300W
吸引風量:68L/秒
真空度:230hPa
乾燥ゴミ容量:12L
液体吸引量:4L
質量:6.4kg
寸法(長さ×幅×高さ):368 × 337 × 430mm
標準装備品
●1.9mサクションホース
●50cmパイプ2本
●フロアノズル
●フロアノズル用アダプター
●すきまノズル
●筒型フィルター
●スポンジフィルター
●紙パック
●キャスター4個


品番:WD 3.310 M
価格:オープン価格(参考価格17,800円)
動力:単相 100V
消費電力:1,300W
吸引風量:68L/秒
真空度:230hPa
乾燥ゴミ容量:17L
液体吸引量:10L
質量:7.5kg
寸法(長さ×幅×高さ):387 × 342.5 × 525mm
標準装備品
●2mサクションホース
●50cmパイプ2本
●フロアノズル
●フロアノズル用アダプター
●すきまノズル
●筒型フィルター
●スポンジフィルター
●紙パック
●キャスター4個


ケルヒャー ジャパン ホームページ
http://www.karcher.co.jp/news/new_products_20110412.html

(小松ミユキ)

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