「転職できる力」養成講座 その2 : 『一生かかっても知り得ない年収1億円思考』


今話題のビジネス書の中から、転職における市場価値をUPさせるためのスキル・知識・ノウハウをご紹介します。
(情報提供元:キャリアデザインセンター)

■今回紹介する書籍
一生かかっても知り得ない年収1億円思考
江上 治・著
(経済界・1,470円)
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年収600万から1000万になるための条件

この本では、著者の年収1億円越えクライアントの事例から得た、
稼ぐ思考の習得方法がテーマになっています。

著者は大手の保険会社で全国1位を4回達成し、
28歳の若さで年収1000万円を達成しました。

ビジネスで年収を1000万円稼ぐためには、経営者思考という観点から、
所属する部署などの組織を維持、発展させるための考え方が求められるといいます。

そのために大切なのは、「投資マインド思考」。
この本では、年収1000万円を稼ぐ条件として、

1. こうなりたいという明確な欲望(時間を限定した明確な目標設定)
2. 自分を殺してでも組織を生かす滅私奉公のマナー
3. 上司や組織の弱点を察知して補完できる鋭い洞察力と行動力
4. 成長するために自分の不得意や苦手な事でも我慢できるある意味の鈍感さ


を挙げています。

つまり、20代のうちは、「自分は会社から投資してもらっている」との自覚を持ち、
自己犠牲を払うという「投資思考」を養うことが重要だというのです。

20代のうちに、自己犠牲の中から発見した自分の強みを生かして、
自分が稼げるポジションで数値的評価可能な実績を作る事ができれば、
周囲からの信頼や自信が得られ、将来的に転職しても、その会社に在籍していても、
活躍することができる、すなわち年収を上げることができます。


まずは、すべてを受け入れる姿勢から始まる

30代では、20代で発見した自分の稼げるポジションをさらに磨き込み、
それを組織の中で活かしていくスキルが求められます。

これもある意味での投資思考だといえます。

つまり、自分のポジションを磨き込むためには、
時間とお金を、読書や人脈作りなどに投資できるか、
また、自分の時間を、後輩の指導や組織マニュアルの作成などに投資できるか、
そういった意識が重要になります。

そうした過程を得て、初めて年収1000万円を稼ぐことができると著者はいいます。

では、投資思考を養うには、どうすればいいのか。

それは、まずはすべてを受け入れる事からしか生まれません。
部下や取引先から信頼、尊敬されなければ、
この人のためだったら協力しよう、などの共感力は生まれないのです。

部下や取引先は、リーダーや上司を想像以上に厳しく観察していると思って間違いありません。
それは、稼ぎ続けている人ほど、なんらかの自己犠牲を払い、
部下や取引先のために投資思考で行動してファンを作っていることの裏返しだとも言えます。

この本では、「自分を知る事が稼げる人になる道なのだから」とありますが、
著者は年収1億円越えのクライアントから、自分を知る事が一番難しいと学んだといいます。

自分を知ろうと思えば、
他人の意見、特に自分よりビジネスの実績や年収が上の人を、
自分の考えの中に取り入れられるかが大事になるという事です。

自分の心を封印して、相手の心に100%の矢印を向ける

著者は、サラリーマン時代に営業として600億円以上の売上を記録しました。
営業で売上を挙げるために必要な要素を1つだけ挙げるとしたら、
それは「ヒアリング力」だと言っています。

そして、ヒアリング力をつけるために最も大事なのは、
まずは自分の意見や考えを一切捨てる事だといいます。

なぜなら、相手の話を聞く際に、自分の価値観を持ったままだと、
相手の本心が分からずに、
結局は自分の価値観を引きずったままで、その人の話を聞いてしまう事になるからです。

特に、自分より目上の人やビジネスの実績が上の人ほど、
経験値に差がありすぎて、そうした傾向になりがちです。

自分の意見、考え方を聞いてもらい、ファンになってもらうためには、
まずは自分の心を封印して、相手の心に100%の矢印を向けなければなりません。
相手のすべてを受け入れる事でしか、共感は生まれないのです。

そして、共感が生まれない関係では、
本当に継続した信頼関係など存在しないとも著者は語っています。

ビジネスで稼ぐための自分の強みを知るためには、
まずは、相手を受け入れる事でしか生まれないということです。

最後に、ビジネスで稼ぐ人に共通する思考・スキルをまとめます。

1. 身近な人に自己犠牲を払える思考・マインドの高さ
2. 自分より実績や経験値の高い人の意見を素直に取り入れる事ができる心の豊かさ


転職するにも、その会社にとどまり実績を挙げるにも、あるいは起業するにしても、
身近に良い人脈がないと成功はありません。
良い人脈を作るために最低限必要な事が、この2点だと著者は書いています。

最後は、著者からのメッセージで締めくくりたいと思います。

「不安と閉塞感があふれている日本の環境ですが、
自立心を持って仕事に取り組む人のお手伝いができればと思い、出版させていただきました。
向上心を持ったビジネスパーソンの方にお役に立てれば幸いです」

■関連リンク
「転職できる力」養成講座 その3 : 『人生がときめく片づけの魔法』
「転職できる力」養成講座 その1 : 『20代で人生の年収は9割決まる』


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