すこしでも安全にオンラインショッピングを楽しむためには? 【役立つセキュリティ】


オンラインショッピングは、自分の都合に合わせて好きな時にショッピングできるので、とても便利ですよね。それに、たった数クリックするだけで、翌日や翌々日には玄関まで届けてくれるというのもうれしい限りです。

でも、その利便性に隠れているリスクについても、知っておく必要があります。例えば、クレジットカード情報を盗まれたり、フィッシング詐欺に遭ってしまうなど、いろいろな危険が潜んでいます。

そこで、オンラインショッピングを、快適で安全にする為の7つの注意事項をご紹介します。

1. 空港や駅などに設置されている誰でも利用できるコンピュータでは、オンラインショッピングをしない
クレジットカードの使用だけではなく、オンラインバンキングの利用も避けるべきです。不特定多数のユーザが利用できるコンピュータは、当然キーロガーなどのマルウェアを仕込まれる可能性が高く、クレジットカード情報など大切な情報がを容易く盗まれ、悪用されることもあります。

言うまでもありませんが、そのような誰でも利用できるコンピュータを利用した後は、必ずログアウトし、cookieを消去する習慣をつけましょう。Firefoxがアドオンサービスとして提供している"Private Browsing"などの機能を活用して、履歴を残さないようにするのも大切です。

2. オンラインショッピングは、自宅のコンピュータを最新の状態にしてから
自宅のコンピュータは、前述のように不特定多数のユーザが利用するわけではないので、比較的安全だと言えるかもしれません。しかし、あなた自身が気がつかない間にマルウェアに感染している可能性もあります。マルウェアに感染していると、暗号プロトコルを使用しているショッピングサイトであっても、あるいは堅牢なセキュリティ対策を講じているサイトであっても、それらの対策は無意味になってしまうことがあります。

最近は、ネット経由の脅威が増加していることもあるので、新たにマルウェアが侵入することを防ぐために、コンピュータにインストールしているアプリケーションやセキュリティソフトを最新の状態にしておくことが大切です。

3. 売り手をしっかり調査してから購入する
オンラインショッピングが一般的になり、今では、誰でも簡単にオンラインショップを開くことが可能になりました。しかし残念なことに、それは、オンライン詐欺の活動を助長させる一因にもなったと言えます。

購入する際は、少し時間をかけて売り手のこと、交換や返品の規約などを調べることで、万一の被害を最小限に留めることができます。もしその時点で疑問に思うことがあれば、売り手に問い合わせて疑念を解消しましょう。それでも疑念が晴れない場合は、購入を諦めるべきです。自分の勘に従って、ちょっとでも怪しいと思ったら思い切って購入を見合わせて、他のお店を探してみましょう。

4. 暗号化されているかどうかを確認する
クレジットカードや個人情報を入力する前に、そのページが暗号化プロトコルを導入しているかどうかを必ず確認してください。手軽に確認するには、URLの前頭が「http」ではなく、「https」になっているかどうかを見る方法があります。

5. 電信送金経由で支払わない
PayPalなどの第三者が提供しているオンライン決済サービスと比べ、特別な費用がかからないことから、個人事業主の様な小規模ショッピングサイトによっては、電信送金で代金を支払うように指示される場合があります。

しかし、口座情報の取り扱いに不安を覚えたり、商品が届かない、などのトラブルが後を絶ちません。このように、電信送金での決済は、購入者の保護が不十分なため、購入者にとっては不利な支払方法だと言っても良いでしょう。トラブルを少しでも軽減する為に、予め購入者が支払方法を選択できるショッピングサイトを利用するのもおすすめです。

6. デビットカードではなく、クレジットカードで購入する
オンラインショッピングでは、デビットカードよりもクレジットカードで購入する方がおすすめです。デビットカードはクレジットカードと違い、銀行口座に直結しています。従って万一、パスワードが漏れてしまうと、口座残高ごと盗まれてしまう可能性があるからです。

7. ワンタイムクレジットカードを活用する
銀行によっては、必要に応じ、その都度使い捨てができるワンタイムクレジットカードを発行しています。既存のクレジットカードに紐づいた番号ではありますが、一度しか利用できない為、オンラインショッピングのリスクを軽減することができます。


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